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10月 耳活下ベスト3(&姫路旅)

11月です。

10月は姫路へ旅行した。
目的は雲海の竹田城址。
それと姫路城。

立雲峡天文台入口の看板

残念ながら雲海は見れなかったが、看板の写真でイメージを補足。


その後姫路城へ。

桜が咲いていれば完璧に 暴れん坊将軍 だ。

心に残ったのは西の丸にある
残された千姫の絵から復元した着物だった。
赤と紺の打掛。黄色の小袖。

写真では分かりづらいが
素材は絹。
内綿でも入っているのか、裏地があるのか。暖かそうだった。
当然だが刺繍も全て手作業の最高級品。

絵柄は振袖屋さんにゆくとありそうな「大正ロマン風」
古そうに見えるが現代でもオシャレに着こなせそうな柄だ。
うん。すっごく可愛い着物だった。

で、大河ドラマに登場した花山法皇ゆかりの寺。圓教寺。
騙されて天皇の座から退位、出家させられ、救いを求めにやってきた寺院。
圓教寺の名は花山法皇が名付けたとされる。
京都から徒歩で1日。
現代の私は姫路駅からバスとロープウェイでやってきた。

圓教寺は山の中に沢山の建物を持つ。
まるで集落だ。
神話ではスサノオノミコトが降り立った山(書写山)とも言われているが
「八咫烏シリーズ」(烏は主を選ばない)に夢中になっているからか
ここはまるで八咫烏の「山内」のようだった。

広場では勁草院の男児たちが剣術の練習をしている? とか

紫苑寺では幼い親王・紫苑の宮の笑い声が聞こえそう。そこには笑顔の奈月彦と浜木綿もいる? とか

朝廷の廊下ってこんな感じかな? とか

頭の中は「八咫烏シリーズ」で覆いつくされる。
だって、「山内」のイメージ画が似てるんだ。
これ↓↓

まあ、とにかく、書写山圓教寺は現世と隔離されたような場所ですこぶる妄想が走った。

近所の小学校の遠足か、しょうがくせいの集団もいた。
で、見つけたのはこの看板。

いい言葉だと思うがどうも語呂が合わない。
よーーーーく考えて分かった。
ひと言「ごみ」の文字が消えてるんだ。
きっと赤字だったんだろう。
どんだけ古い看板だよ。
あーおもしろい。

で、遅くなったが10月ベスト3 


ドラムロール!

第3位 三十ニ刻・山本周五郎著

ザ時代劇のような小説。
短編でドラマを創るのは難しいのに
予想外の展開に心が揺さぶられた。

第2位 殺した夫が帰ってきました・桜井美奈著

しっかり騙された。
伏線を全部回収したとき真実にたどり着く。
モヤモヤが一瞬でスカッとした。


第1位 玉依姫・阿部智里著

八咫烏シリーズの中でもこれが一番だった。
神話の神様の名前がたくさん出てくるだけで私はワクワクする。
一神教では納得できない教えも
日本古来の数多の神の物語なら スーッと腹に納まる事が多い。
その何とも言えない感覚がこの本にもあった。
自分はどう思うか、どう認識するかで物事の道理が成立する。
この掴み切れない霧のような|理≪ことわり≫を
一生懸命考える事が神道なんじゃないかと思うこの頃なのだ。

以上、10月のベスト3でした。

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