特別展 はにわ
埴輪は大きく分けて筒形の円筒埴輪と人や物の形をした形象埴輪の2つがあります。
円筒埴輪は、お供えの食べ物を入れた壺を円筒形の台の上に置いた様子が原形なので、筒形です。
形象埴輪は家形埴輪と道具の埴輪と人物埴輪と動物埴輪があります。家形埴輪は神殿や王の家を表すために作ったので、建物の形です。道具の埴輪は王の権威や強さを表すために作ったので、当時儀式や戦いの時に使っていた道具の形です。人物はいろいろな役目の人の恰好をしています。動物は神聖と考えられた鳥と、財力の証である馬が多く、狩りの対象である猪もあります。
埴輪、ハニワ、はにわ。
全ての基礎と美がここにあるように思います。
当時は、色鮮やかだったとされる埴輪。その存在も色鮮やかに当時の政治や暮らしを反映している埴輪。歴史の証人であり、日本の文化の深さを教えてくれる埴輪。是非、ご自身の目でご確認ください。