子どもの気持ち、とことん聞いていますか?


サイタコーチングスクール認定講師の松友喜美です。

受験指導やコーチングをして、
子どもたちに寄り添っていても、
うまくいかない時期が訪れます。

それは、何か予期せぬ変化が起きた時です。

例えば、テストで思うように結果が出せなかった時や
部活の引退試合で初戦で敗退してしまった時など

自分としては、頑張ったのに、期待通りの結果を出せなかった時、
子どもたちは、いわゆる「ココロが折れる」状態がやってきます。

そんな時、大人たちはついつい励ましたりアドバイスをしたりして、
元の「健康なココロ」に戻そうと努力します。

でも、頑張れば頑張るほど、
子どもたちは、反抗的になったりやる気を失ってしまったり…
大人たちの思惑とは裏腹な方向へと進んでしまうこともありますね。

こういう状況にできることは、とことん聞くこと。
励ましやアドバイスよりも、ただ聞いてあげることなのです。

これまで受験指導やコーチングで関わってきた子どもたちが途中でうまくいかなくなった時、
一番効果的だったのが「聞く」だったのです。


私の担当する子どもたちは、
学校に行けなくても、気持ちが落ち込んでも
私のレッスンやセッションは休まず、
時間通りにやってきてくれることが多いです。

その理由は、「ちゃんと話を聞いてくれるから」みたいです。

例えば、高3生で試合に負けたら、部活引退になる状況。
これまで頑張り続けてきた最終局面。
強豪校なので、チーム全体が1回戦や2回戦は勝って当たり前と思っていた試合で、
まさかの事態が起きました。

そう!1回戦敗退となってしまったのでした。
その翌日は、私とのコーチングセッションの日でした。

「何もかもやる気が起きません!」
「今日の授業はムリです」
と、セッションの直前にメッセージがきました。

「顔を見たいからおいで~。話を聞くよ」

どんなことがあったのか?
どんな気持ちだったのか?
今はどう感じているのか?

その子の話すことに、うんうんと聞いていくだけです。

「悔しいとかのレベルじゃない」
「部活、お疲れ様なんて言われたくない!」
「他の部活だって、負けてしまえばいいって思う自分がいる」
「どうせ、早く引退できたから、その分、受験勉強できるねって、親とか先生とか言うよね」

どんな発言にも、ジャッジしないで耳を傾けていきます。

約1時間、話を続けました。

「1時間の自分と変化ありますか?」と聞いてみました。

「話ができて、何かすっきりした」
「でも、まだ前向きにはなれない」

前向きになろうと考えているということは、

この先の進路のことや学習のことを
なんとかしなきゃ!と真剣に考えようとしている表れなのです。

だから、
「早く切り替えなさい」
「いつまでそんなこと言っているの」
なんて言葉は、必要ないのです。

とことん聞けるために大事なことは、
まずご自身がじっくり聞いてもらえる体験をすることなのです。

最近、セッションを受けてくださったクライアント様から
いくつか感想をいただきました。

・穏やかな雰囲気の中で話せて、考えを整理でき気づきがありました。
・優しく聞いてくださるので、思っていることを吐露できスッキリしました。
・どれだけでも話を聞くよという雰囲気だから、なんでも安心して話せました。

7月26日に東京浜松町で開催されるイベントがあります。

イベント内では、
子育て(親子関係)について、おのころ心平氏とトークショー(12時15分~13時)
セッション(11時~16時まで随時)を行います。

ぜひ、この機会に聞いてもらえる体験にいらしてくださいね。詳細、お申し込みはこちらです。
https://ib-mapping.com/2024summertokyo/


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