凶神籤の効用
先日鎌倉の長谷寺へ行ってきた。
ここの長谷観音が大好きで、若い時から度々訪れている。20年ほど前からは、弔いの意味もあって毎年春先にお参りすることにしている。
そしておみくじを必ず引く。
長谷寺のおみくじはちょっと変わっていて、古くから伝わる漢文のもの。
その文言はかなり厳し目なのだけれど、今までは大吉が多かったので、あまり気にならなかった。
それがだ、今年は初めて「凶」を引いた。全く救いがない文言が並びに並ぶ。すぐさま所定の場所に縛り付けて、もう一回しきりなおし。
このままでは帰れない。
それでも引いたのは「半吉」。凶よりは多少ましだけれど、あまり救いにならない言葉が並ぶ。
これは持って帰ろう。何かのメッセージに違いない。
ふと思いついた。龍神さんにお参りしよう。この厄落としは龍神さんしかできないわ。
お天気が崩れる予報だったので、早めに切り上げて帰るつもりだったけれど、急遽予定変更。「鎌倉 龍神」で検索して出てきたのがココ。
長谷寺から、江ノ電に乗って途中駅から歩いて徒歩25分。
結構あるなあ。お天気大丈夫かな。。ま、いいや、行ってみよ。と行ってみる。
小高い丘の上にあって、坂道をかなりのぼる。
雨の予報だったのに少し晴れ間も覗いて暑いほど。。
住宅街の中に突然現れる神社は、とてもおおらかな雰囲気満載で気持ちのいい場所だった。そしてお参りの最中は、背中から気持ちの良い風がずっと吹いていてくれた。
その時に心の中で思っていたことが、「あってるよ、そのままでいいんだよ」って背中を思いきり押して下さった。
最近、色々考えてしまうことが多かったけれど、あまりに風がきちんと吹いてくれるので、迷いがすっかり無くなってしまった。
ああ、凶のおみくじを引いたのはココの龍神さんが呼んでいたのだわ、と納得した。
そうやって、いつも見守って下さってありがたいなあ、って龍神さんに心から感謝する。
そしてお参りが済んで、最寄り駅まで同じ道を辿る。だんだん雲行きが怪しくなるけれど、まだ雨は降らない。
それが駅に着いて電車に乗る頃になると、ポツリポツリと降ってきた。私が濡れないように待っていて下さったのか、と知ってさらにありがたくなる。
龍神さんは水の神様なので、そんなことは朝飯前なのだ。
凶神籤を引いて、心がヘコミかけたけれど、龍神さんのおかげで、朝よりもずっと軽くなって、鎌倉から帰ってきたのだった。
龍神さんいつもありがとう‼️超ダイスキです💕
コレは毎日神棚にも言っている言葉。祝詞とかよりもこっちの方がいいみたいなので。
で、神社で「書きなさい」って言われた気がしたので書いてみた。
よろしいですか、龍神さんこんな感じで。