月と風と、とは
「月」のように、誰かの力を借り、誰かの道を照らす。
「風」のように、楽しく優しい音楽を奏でる。
一人ではなく、みんなで一緒に。
「月と風と」という名前には、そのような意味が込められています。
そんなわたしたちの中心となる活動は、
しょうがいのある方へのヘルパー派遣です。
利用されている方の中には、
言語でのコミュニケーションがしづらかったり、
自力での呼吸が難しかったりする方もおられます。
ヘルパー派遣では、そのような方々の思いに寄り添いながら、
ひとつひとつの課題や目標に取り組んだり、
一緒に楽しい時間を過ごしたりすることで、
専門家と利用者だけではない関係性をつくっていきます。
人は存在そのものが「希望」であると考えた時、
わたしたちも、しょうがいのある方も、生きづらさを感じている方も、
誰もが誰かの「希望」になりえます。
月と風とでは、そんな、ひととひととの関係性をつくっていきたいと考えています。
とはいえ、ヘルパー派遣だけでできることは限られていますし、
スタッフだけでできることも限られています。
そこでわたしたちは、制度や組織の枠組みを超えて、さまざまなプロジェクトやイベントを企画・展開することで、より多くの方々に関わっていただけないかと考えました。
重いしょうがいのある方が暮らしやすいまちは、
誰にとっても暮らしやすい。
みんなで関わり合うことで、新しい価値をつくっていく。
わたしたちは、そんな地域づくりを目指して、活動を続けています。