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「楽園」
タイトル「楽園」
墨・顔料・水彩 33.3cm×19.0cm
画材は小学生の時、書道の時間によく使った
墨を輪郭に使いました。
色彩は顔料という色のついた粉を使いました。
技法は日本画のやり方で描いていますが、
日本画の世界でも影響を受けた人がいます。
井上三綱(いのうえさんこう)という画家は前衛的な作品を描きました。
ちなみに村上春樹の小説、「騎士団長殺し」の小説の中の
画家の登場人物のモデルになったそうです。
井上三綱の画集を見て、
よし、やってみよう という気になり実行してみました。
動物と人物を描いたのですが、
人物の顔はインスタントラーメンで表しています。
意味はラーメンは多くの日本人が好きな食べ物ですが、
逆に物欲に走りすぎてしまう日本人を皮肉っています。
動物は犬と象を描いたのですが、人間も結局は
動物たちとあまり変わらないのではないかなぁという
テーマで描きました。
でも「楽園」というもう一つのテーマは、
人間と動物たちの共存という意味で描きました。