日記 17日目
なんのためにタイトルに正式な日付を書かず、○日目とだけ書いてたかって事ですよ、わはは。
私は”絶対”なので。
まったくの無からビックバンにより産声を上げたこの宇宙が存在するよりもはるか以前から私は存在していました。
この事は「古事記」にもはっきりと記されています。いるらしいです。読んだことないので分かりません、近所に住んでいる腕が3本ある自称両生類のおじさんから聴きました。指先が丸みを帯びていて皮膚がいつも湿っているのでおそらくほんとに両生類なんだと思います。かわいいなぁ。
おじさんと僕が最初に出会ったのは僕が5歳のときで、新緑が芽吹き始める5月。あの時はこんなに長い付き合いになるなんてまだ想像もしてなかったな。おじさんはいつも言ってました。
「君はね、その〜さぁ、選ばれた子なんだよ、それって凄いことでさ、君にしかさ、出来ないことがあるんだよね、だからさ、ちょっとおじさんの家においでよ。ちょっとだけでいいからさ、ほんとほんと。君のことをもっとおしえてあげるよ」
毎回断ってたんだけど、おじさんは根気強く僕を説得し続けました。多分両生類だから頭悪いんだろうな。
今ではこのおじさんは週一で連絡を取り合う親友なんだけど、そのきっかけについてはまた別のお話ということで。