サツキ「メズマライザー」が通算8度目の首位獲得をしたBillboard JAPANボカロチャート・Hey!Say!JUMP「UMP」が首位獲得、Mrs. GREEN APPLEがTop10圏内に4曲をチャートインさせたHot 100

10月02日のニコニコ VOCALOID SONGS TOP20

 2024年9月23日(月)〜9月29日(日)を集計期間とし、10月02日(水)に公開された、Billboard JAPAN ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20。

 当週の首位は、サツキ「メズマライザー」が獲得した。3週連続、通算8度目となる首位獲得である。

 当週のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ94,000回、マイリスト数は341回を獲得している。前週と同規模の再生回数を記録し、1週間で10万回再生近い高水準の再生回数を記録している。再生回数・マイリスト数ともに当週チャートインした楽曲の中で最も多い数値を記録して、3週連続の首位獲得となった。また、同楽曲は、9月27日(金)にゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』に追加されることが発表されている。

 当週の2位は前週と同じく吉田夜世「オーバーライド」が、当週の3位はDECO*27「ラビットホール」が獲得した。DECO*27「ラビットホール」は、2023年10月04日公開週ぶりとなるTop3圏内へのチャートインとなる。

 当週のニコニコチャートでは、吉田夜世「オーバーライド」は、当週集計期間内で、再生回数はおよそ68,000回、マイリスト数は234回を獲得し、再生回数・マイリストともに安定した人気を維持し続けている。また、DECO*27「ラビットホール」は、当週集計期間内で、再生回数はおよそ38,000回、マイリスト数は154回を獲得している他、MMDや音MADなどによる二次創作人気も上昇傾向となり、Top3圏内へのチャートインを果たした。

 当週Top10圏内にチャートインを果たした楽曲として、4位にマサラダ「㋰責任集合体」が、5位に大漠波新「のだ」が、6位にjon-YAKITORY「混沌ブギ」が、7位にすりぃ「テレキャスタービーボーイ(long ver.)」が、8位に原口沙輔「イガク」が、9位にwowaka「アンノウン・マザーグース」が、10位にいよわ「きゅうくらりん」が獲得した。
 5位に登場した大漠波新「のだ」は、前週19位から順位をあげ、2024年1月17日公開週ぶりのTop10圏内へのチャートインを果たした。YouTubeの総再生回数は1,400万回再生を超えている他、ニコニコ動画での総再生回数は9月29日(日)に200万回再生を突破し、人気が再上昇傾向となっている。

10月02日のBillboard JAPAN Hot 100チャート

 2024年9月23日(月)〜9月29日(日)を集計期間とし、10月02日(水)に公開された、Billboard JAPANのHot 100をはじめとした各種チャート。

 当週の首位は、9月24日(火)にCDをリリースした新曲、Hey!Say!JUMP「UMP」が獲得した。自身にとって、2022年6月01日公開週での「a r e a」ぶりの総合首位獲得である。

 CDリリース週となる当週は、CDセールスでは221,762点を獲得し1位を獲得した。ダウンロード・ストリーミングでのポイントは獲得できなかったものの、ラジオでは6位を獲得した他、動画再生によるポイントの後押しもあり、当週は7,157点を獲得した。当週2位の楽曲とは45点差の僅差で、総合首位を獲得することとなった。

 当週の2位は、Mrs. GREEN APPLE「ライラック」が獲得した。

 当週は、ストリーミングでは951万回再生を獲得し、当週ストリーミング2位の楽曲とは275万回再生ほどの差をつけて15週連続となる首位を獲得した。また、動画再生では1位、ダウンロードでは3,637DLを獲得して6位を獲得し、当週は7,112点を獲得した。惜しくも総合首位は逃したものの、7,000点を超えるポイントを維持している。

 当週の4位は、こっちのけんと「はいよろこんで」が獲得し、同曲の最高位を更新する形となった。

 9月23日(月)の『CDTVライブライブ』への出演・歌唱など、テレビメディアやフェスイベントでの披露が増えている同楽曲。その影響もあり、ダウンロードでは4,032DLを獲得し3位を獲得、ストリーミングでも542万回再生を記録し7位を記録している。当週は、4,627点を獲得し、4位へと順位を上げる結果となった。また、YouTubeでは、9月30日(月)にMV再生回数1億回再生を達成し、次週以降の更なる盛り上がりが期待される。

 当週の9位は、Mrs. GREEN APPLE「ダンスホール」が獲得した。同曲にとって、2023年1月11日公開週ぶりの総合Top10圏内へのチャートインとなり、前週20位から順位を大きく上げた。

 9月13日(金)に公開された映画『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』内でも披露された同楽曲。9月23日(月)には、同映画のサウンドトラックアルバムが配信開始された影響もあり、ストリーミングでは442万回再生を記録し14位を獲得した他、ラジオでは4位に上昇した。ラジオによるポイントを獲得したことにより、当週は3,943点を獲得した。前週よりポイントは900点近く増加し、総合Top10圏内へのチャートインを果たした。

 また、Mrs. GREEN APPLEは、「familie」が4,416点を獲得し6位、「ケセラセラ」が4,034点を獲得し8位にチャートインしたことにより、総合Top10圏内に4曲をチャートインさせた。同一アーティストが総合Top10圏内に4曲以上をチャートインさせたことは、2022年10月12日公開週に総合Top10圏内に4曲をチャートインさせたAdoぶりとなる。
 ストリーミングでは、「familie」は647万回再生を記録し3位、「ケセラセラ」は560万回再生を記録し6位と、ストリーミングでの人気を強固なものとしている。

 当週の10位は、米津玄師「さよーならまたいつか!」が獲得した。前週22位から順位を大きく上げ、同曲にとって2024年5月22日公開週ぶりの総合Top10圏内となる。

 9月27日(金)に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説『虎に翼』の主題歌として書き下ろした同楽曲。ドラマが最終回を迎えた影響や、それに伴いOPタイトルバック・フルサイズバージョンのミュージックビデオが公開された影響もあり、DLでは3,826DLを記録し4位、動画再生では5位を獲得した他、ラジオでは前週比480%を記録し11位を獲得した。また、ストリーミングでは410万回再生を記録し19位を獲得し、当週は3,810点を獲得した。全ての指標が前週より増加し、10位へのチャートインを果たした。

 当週Top10圏内にチャートインした楽曲として、3位に4,920点を獲得したback number「新しい恋人達に」が、5位に4,444点を獲得したCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が、7位に4,052点を獲得したOmoinotake「幾億光年」が登場した。
 Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」は、当週累計ストリーミング再生回数5億回を、Omoinotake「幾億光年」は当週累計ストリーミング再生回数3億回を突破した。「Bling-Bang-Bang-Born」の累計5億回ストリーミング再生までの所要期間は38週で、歴代2位のスピードとなる。

 当週のアーティストチャートは、9月23日(月)にリリースされたアルバム『No.Ⅰ』が、CDセールス404,005枚で1位、ダウンロード数28,203DLで1位を獲得し、総合アルバムチャート1位を獲得したNumber_iが獲得した。同アルバムのリードトラックである「INZM」は当週のHot 100で21位を獲得している他、同アルバムに収録された新曲「透明になりたい」は当週のダウンロードソングチャートで6,488DLを記録し1位を獲得している。
 当週のアーティスト別ストリーミングチャートは、1位・Mrs. GREEN APPLE、2位・back number、3位・米津玄師と、Top3は前週と変わらない結果となった。Mrs. GREEN APPLEは、当週のストリーミングチャートのTop10圏内に6曲をチャートインさせており、独走体制が続いている。

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