ハチ「ドーナツホール 2024」が初登場で首位を獲得、じん、kemu、シャノン新曲が初登場したBillboard JAPANボカロチャート・JO1「WHERE DO WE GO」が首位獲得、SKE48、ATEEZ、King & Prince、Official髭男dism新曲が初登場したHot 100チャート

10月09日のニコニコ VOCALOID SONGS TOP20

 2024年9月30日(月)〜10月06日(日)を集計期間とし、10月09日(水)に公開された、Billboard JAPAN ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20。

 当週の首位は、9月30日(月)に投稿された作品「ドーナツホール 2024」が獲得した。同チャートにおいては自身初となる首位獲得である。
 2013年に投稿された自身の代表曲である同楽曲のMVをリメイクした同作品。ハチがニコニコ動画にボカロ楽曲を投稿するのは2017年投稿「砂の惑星」ぶりとなることや、『GODIVA×HACHI ドーナツホール コレクション』として、オリジナルチョコレートが発売されることも話題となり、Xでの同作品の投稿ポストは50万以上のいいねを獲得し、投稿から大きな盛り上がりを見せた。

 当週のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ534,000回、マイリスト数は2,477回を獲得している他、集計期間終了までのいいね数ではおよそ2.3万回を記録している。投稿日となる9月30日(月)では、デイリーでおよそ16万回再生と超高水準となる再生回数を記録し、初登場で首位を獲得した。

 また、同楽曲は、YouTubeの再生回数からなる動画再生指標で1位を獲得した。主に動画再生指標が大きく牽引し、Hot 100では55位にチャートインを果たしている。2024年度集計期間内で、ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20とHot 100の両方に1週以上チャートインを果たした楽曲は、吉田夜世「オーバーライド」、サツキ「メズマライザー」に続き3曲目となった。

 また、当週の3位には、ハチ「ドーナツホール」が、当週の8位には、ハチ「砂の惑星」がチャートインを果たし、Top3圏内に2曲を、Top10圏内に3曲をチャートインさせる形となった。同一アーティストがTop3圏内に2曲以上をチャートインさせることは、2023年10月18日公開週ぶり、3例目である。
 同チャートにおいては、オリジナル版と本人投稿によるリメイク版は別集計で集計対象であるため、「ドーナツホール」はオリジナルと2024年版の両方がチャートインする形となった。

 ハチ「ドーナツホール」の当週のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ90,000回、マイリスト数は486回を獲得している。また、ハチ「砂の惑星」の当週のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ35,000回、マイリスト数は189回を獲得している。ハチがニコニコ動画に新たに作品を投稿したことにより、これまでに投稿された代表曲にも盛り上がりが波及し、Top10圏内に3曲がチャートインすることとなった。

 当週の2位は、10月03日(木)に投稿された新曲、じん「Summering」が登場した。
 10月01日(火)に投稿された同楽曲の告知の投稿では20万いいねを集め、投稿前から話題を集めていた同楽曲。同作品のイラスト・動画は2018年投稿「アディショナルメモリー」ぶりにしづが担当したこともあり、大きく盛り上がりを見せた。

 当週のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ84,000回、マイリスト数は1,082回を獲得している他、集計期間終了までのいいね数ではおよそ2,600回を記録している。マイリスト数では1,000回を超える高水準の初動を獲得し、2位へのチャートインを果たした。

 当週の4位は、10月01日(火)にバーチャル・シンガー歌唱版が投稿された新曲、kemu「熱風」が登場した。スマホゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』のリリース4周年を記念して書き下ろされたアニバーサリーソングである同楽曲。9月30日(月)に同ゲーム内のメンバーが歌うセカイ版のMVが公開されていた。

 当週のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ50,000回、マイリスト数は881回を獲得している他、集計期間終了までのいいね数ではおよそ1,800回を記録している。タイアップの話題性も加わり、高水準の初動を獲得した。

 当週の5位は、前週まで3週連続で首位を獲得していた楽曲、サツキ「メズマライザー」が登場した。高い初動を獲得した新曲が多数投稿されたことにより順位は落としたものの、10月02日(水)にスマホゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』にリズムゲーム楽曲として追加された影響もあり、再生回数は前週よりも上昇傾向にある。

 当週のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ119,000回、マイリスト数は373回を獲得している。再生回数では10万回を超える高水準の再生回数を記録し、更なるロングヒットが期待される。

 当週の6位は、10月01日(月)に投稿された新曲、シャノン「シンカンセンスゴイカタイアイス」が獲得した。東海道新幹線開業60周年記念ファンメイドムービーとして作られた楽曲。シャノン自身で製作したMVでも話題を集めた。また、シャノンが同チャートにチャートインをすることは初である。

 当週のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ25,000回、マイリスト数は664回を獲得している他、集計期間終了までのいいね数ではおよそ1,500回を記録している。マイリストでは600を超える高水準のマイリスト数を記録し、Top10圏内へのチャートインを果たした。

 当週Top10圏内にチャートインした楽曲として、7位に吉田夜世「オーバーライド」が、9位にDECO*27「ラビットホール」が、10位に大漠波新「のだ」が登場した。
 7位にチャートインを果たした吉田夜世「オーバーライド」は、10月06日(日)にニコニコ動画での累計再生回数400万回再生を達成した。2023年に投稿されたボカロ楽曲では5曲目となる、ニコニコ動画での累計再生回数400万回再生である。

10月09日のBillboard JAPAN Hot 100チャート

 2024年9月31日(月)〜10月06日(日)を集計期間とし、10月09日(水)に公開された、Billboard JAPANのHot 100をはじめとした各種チャート。

 当週の1位は、9月09日(月)に配信開始され、10月02日(水)にCDリリースされた楽曲、JO1「WHERE DO WE GO」が獲得した。9月18日公開週に31位に初登場をした同楽曲は、CDの発売をきっかけに大きくポイントを獲得し、同曲初の首位を獲得した。

 CD発売週となる当週は、CDセールスでは732,009枚とハーフミリオン以上を売り上げ1位を獲得した。JO1としては、738,776枚を売り上げた前作『HITCHHIKER』に次ぐ、歴代2位の初週売上となる。
 また、ラジオでは2位、ダウンロードでは8,991DLを記録し4位、ストリーミングでは282万回再生を記録し36位と、他指標でも満遍なくポイントを獲得し、12,932点を獲得した。12,000点を超える高水準のポイントを獲得しており、総合チャート1位の楽曲が10,000点を超えたのは9月04日公開週のME:I「Hi-Five」ぶりである。

 当週の2位は、10月02日(水)にCDリリースされた楽曲、SKE48「告白心拍数」が、当週の4位は、同じく10月02日(水)にCDリリースされた楽曲、ATEEZ「Birthday」が獲得した。

 CD発売週となる当週は、SKE48「告白心拍数」はCDセールス319,722枚を売り上げCDセールス2位を獲得し6,979点を、ATEEZ「Birthday」はCDセールス154,296枚を売り上げ6,403点を獲得した。双方とも、獲得ポイントのほとんどをCDセールスによって獲得している。

 当週の3位は、Mrs. GREEN APPLE「ライラック」が獲得した。

 当週は、ストリーミングでは900万回再生を記録し、16週連続となる首位を獲得した。前週よりも50万回再生ほど再生回数は減少傾向にあるものの、当週のストリーミング2位の楽曲とは287万回再生ほどの差をつけて首位を独走している。また、動画再生指標では3位、カラオケでは5位を獲得し、当週は6,657点を獲得した。

 当週の5位は、9月30日(月)に配信開始された新曲、King & Prince「WOW」が獲得した。

 10月14日(月)にデジタルリリースされるアルバム『Re:ERA』からの先行配信楽曲となる同楽曲。リリース初週となる当週は、ダウンロードでは22,790DLを獲得し1位を、ラジオでも1位を獲得した。主にダウンロードとラジオの2指標が牽引し、当週は5,235点を獲得し、5位へのチャートインを果たした。

 当週の7位は、10月01日(火)に配信開始された新曲、Official髭男dism「Same Blue」が獲得した。

 TVアニメ『アオのハコ』 のオープニング主題歌として書き下ろされた同楽曲。リリース初週となる当週は、ダウンロードでは11,375DLを獲得し2位、ストリーミングでは321万回再生を記録し27位を獲得、ラジオでは4位を獲得した。ダウンロード・ストリーミング・ラジオの3指標が牽引し、当週は4,306点を獲得した。Official髭男dismが総合Top10圏内へのチャートインを果たしたのは、2023年7月05日公開週での「Subtitle」「TATTOO」ぶりとなる。

 当週総合Top10圏内にチャートインを果たした楽曲として、6位に4,359点を獲得したこっちのけんと「はいよろこんで」が、8位に4,227点を獲得したback number「新しい恋人達に」が、9位に4,222点を獲得したCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が、10位に4,085点を獲得したMrs. GREEN APPLE「familie」が登場した。
 back number「新しい恋人達に」は、当週で通算10週目となる総合Top10圏内へのチャートインとなり、2024年度集計期間内で総合Top10圏内に10週以上チャートインを果たした楽曲は、同楽曲で13曲目となる。

 当週のアーティストチャートは、Mrs. GREEN APPLEが首位を獲得した。ストリーミングチャートでは、前週に引き続き6曲をTop10圏内にチャートインさせており独走が続いているほか、ストリーミング・動画再生・カラオケの3指標で首位、ダウンロード・ラジオの2指標で2位と、CDセールス以外の全ての指標で上位を維持し続けている。
 当週のアーティスト別ストリーミングチャートは、1位・Mrs. GREEN APPLE、2位・back number、3位・YOASOBIと、9月30日(月)に新曲「モノトーン」をリリースしたYOASOBIが3位に浮上する結果となった。YOASOBI「モノトーン」は、ストリーミングでは94位、ダウンロードでは3位を獲得し、当週の総合チャート22位にチャートインをしている。

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