ルナリターンをどう読むか?
月尾です。今月15日の15時過ぎ、私にとってのルナリターンがありました。
そんなルナリターンについて考えてみます。
ルナリターンとはなんぞ
まずルナリターンとはなにか。
ホロスコープを、月は約28日で一周します。
そのたびに、生まれた時の月の位置に、運行中の月が重なる。
それがルナリターン。
ちなみに、太陽が生まれた場所に戻ってくることをソーラーリターンと言います。太陽は一年でホロスコープを一周するので、誕生日にソーラーリターンが起こる訳ですね(多少のズレはありますが)。
ソーラーリターンは一年の運勢を示します。
ルナリターンは主に一ヵ月の運勢を見る事ができますが、個人的にはそこまで重要視しなくても良いかな、と思ってるんですよね。
私としては半ば趣味で、毎月ルナリタをチェックしています。
ルナリターンの意味合い
基本的には、精神的な部分での心機一転、と私は解釈しています。
現実的な心機一転は新月のタイミング、または月が1ハウスに入ったタイミング…と考えています。
さて、月は無意識を象徴しますので、そもそもコントロールが難しい。
ルナリターン図を読んでも、それを活用するのは難しい。どちらかというと、これから一ヵ月、無意識にそうなってしまう、とか、プライベートやリラックスした状態での傾向、が見えてくると思っています。
ってことで、創作や想像には関わってくるので。それを知っておくのも面白いのかな、と思ってます。
ちなみに、月からこれから一ヵ月の傾向を読むなら、プログレスの月を読む、という方法があり、私もよくチェックします。
プログレスとでチャートを出すと、月は約1ヵ月に1度ずつ動いていきます。その度数のサビアンシンボルをチェックすると、心理的傾向が見えてくるかもしれません。
他の星とのタイトなアスペクトができたり、サインやハウスを移動した時には、精神的に大きな変化がある、と読めます。
ルナリターンの具体的な読み方
個人的なルナリターン図の読み方のポイントを挙げていきます。
まず、あんまり細かい部分は気にせず読む!というのを心がけています。
一ヵ月を示す、短期的な意味合いのチャートですから、あまりに詳細を細かく読んで、細かくチェックしようとしても、すぐに来月になってしまう…というのがある。
そういった理由で、サビアンシンボルもサラっと確認する程度で、そこまで気にしないです。
それと、月はそもそも形が変わっていく曖昧なもの。あんまりきっちり読むよりは、ファジーな雰囲気で読んで良いと思うんですよね。
ということで、細かいところは気にせず、重要な部分をピンポイントで読んでいく。では重要な部分とは?
以下専門用語が多くなりますがご了承下さい。
1.月のハウス、アスペクト
まずは月!月のサインと度数は、生まれた時と同じになります。ルナリターンですので。私だったら毎回月乙女座。
とりあえず月のハウスを確認してみましょう。
無意識的に、自分の興味・関心がどこに向かうかを読む事ができます。
それと他の星とのアスペクトがあれば、それも加味して読んでいきます。ある程度知識は必要となってきますので、まずはハウスを確認するだけでも良いかと。
2.太陽のハウス、アスペクト
続いて太陽のハウス、アスペクトを見ます。
サインも一応見ますが、そこまで気にしなくていいかと思います。
これから一ヵ月の目標でしたり、対外的に伸ばしていける分野がわかります。
といってもルナリターンですので、そこまではっきりしたものではなく。なんとなく心が進みたがっている方向、くらいに解釈するのが良いのかなと。
アスペクトもチェックするとなお良いです。
3.アセンダントとチャートルーラー
続いてアセンダントのサインを見てみましょう。
そのサインの雰囲気をまとい、そのサインっぽい行動になりがち、と読んでいます。
アセンダントの近くに天体があれば、その星の影響はとても大きくなりますし、重要になります。
そして、アセンダントのサインのルーラー(守護星)も見てみましょう。アセンダントのルーラーは、チャートルーラーと呼ばれ特に重要視されます。そのチャートルーラーのハウス、アスペクトも見てみると良いでしょう。
複雑になってきたなー!!
4.MCとルーラー
基本はアセンダントと同じように読みます。
MCのサインとアスペクトをチェック。近くに天体があればそれは重要。
MCのルーラー(守護星)も確認してみましょう。
MCはこの一ヵ月、目指す場所、目的地のようなイメージ。
5.その他の星、創作に関わる星
基本的には上記の通りで十分ですが、さらに読みたいならば、他の星のハウスもチェックしてみましょう。
水星のハウスは好奇心が向くポイント。
金星のハウスは楽しめる場所。
火星のハウスは意欲が増す、チャレンジの対象。
木星のハウスはラッキーポイント。
土星のハウスは試練、努力ポイントになります。
ルナリターンで木星2ハウスなら、金運が絶好調!…と読みたいところですが、まあそこまで劇的な効力はないかと思います。
どちらかというと、お金を上手に使える、とか。手元の宝物を大事にして、心が満足する、というようなささやかな幸せ、といったイメージですね。
私としては創作に関わる星は特に注目していきます。
具体的には水星と金星ですね。
水星のハウスはインプット・アウトプットのポイント、金星のハウスは楽しむこと、芸術や美のポイント。
そのあたりも読んでみると創作のヒントになるかも。
実際に読んでみる
自分のルナリターン図を読んでみる。ざっくりと。
まず、今月の私のルナリターンって新月と同じ日なんですよ。
太陽も月も乙女座、8ハウスにあります。ってことでもう、8ハウス的な一ヵ月!物事を深く掘り下げていく…というイメージ。
アセンダントは山羊座。そして冥王星が重なっている。
アセンダントと冥王星の合…。これは大変革の予感。精神的に大きな変革がある一ヵ月、と読めます。
MCは蠍座。蠍座のルーラーは冥王星ですので、さらに冥王星が強調されます。
チャートルーラーは土星ではありますが、今回のルナリターン図は冥王星が効きまくってるなーという印象。
8ハウスも冥王星と意味は近いです。
物事とひたすら掘り下げる中で、突然の精神的な大変革が起こりそうな一ヵ月、と読む事ができました。
芸術面では、水星・金星が7ハウス。
対人関係に意識が向く…人との交流、に限らず、好きなアーティストや作家に興味が沸く、といった感じでしょうか。
または対人関係をテーマにした作品を描くなど。
ルナリターンまとめ
まとめですが、最初にも書きましたが、ルナリターン図と見ても、それを活用するのは難しい。
本来なら、ホロスコープを指針として、これからどう行動するか…のヒントにするのが望ましいと思っていますが、ルナリターンの場合、無意識の思考のクセ、みたいなものなので。
それが分かっても、行動を変える指針にはなりづらいのかなと思います。
とはいえ、クセを自分で知っている、自覚していると便利ではありますし。
それもそれでいいのかなーと思います。
例えば私の場合ですと、これから一ヵ月は物事を掘り下げるマニアックな気質が加速しそう、と読めましたが。そのクセは勝手に発動するので、特に努力しなくても自然にそうなりがち、という感じですね。私としてはそう捉えています。
そんなわけで個人的なルナリターン読み方でした!