ルナリターンとルナサインハウスシステムと心を満たす作品
専門的な占星術話です。月の配置と心を満たす作品について。
最近、ルナリターンについて意識しています。
ルナリターンとは!
生まれた時の月の位置に、現在運行中の月が重なる時。それがルナリターン。
たとえば私は月が乙女座の後半にあります。運行中の月が乙女座を通り、生まれた時の月の位置と重なれば、それがルナリターン。私の場合、今月は16日に乙女座で月が重なり、ルナリターンが起こりました。
月は28日前後でホロスコープを一周するので、約一ヵ月に一度ルナリターンが起こります。
私は、ルナリターンは精神的な変化・変容、心機一転のタイミングだと考えています。
ルナリターンの影響とは?
でも月って、無意識の領域を示しているので…。ルナリターンだからといって、よし心機一転するぞ!!と新しい事を始める感じではないですね。
どちらかというと、新しい事を始めるのは新月のタイミング。
ルナリターンは、無意識に勝手に、自分の中での変化が起こる、というイメージがあります。基本的に月はコントロールが難しい天体ですので。
で、その月を活用するにはどうするの?って話。
ルナハウスシステムと、心を満たす作品のヒント
創作に絡めて話していきますが、ルナサインハウスシステムで月の配置を見る事で、その時に心を満たす、癒す作品のヒントになると思っています。
ルナサインハウスシステム、という概念そのもの超マイナーだとは思いますが、出生図(ネイタルチャート)の月のある星座を1ハウスとして読むハウスシステムです。
私の場合、月が乙女座なので乙女座が1ハウス。天秤座が2ハウス…と、順に続いていきます。必然的に、ルナリターンは1ハウスで起こります。
で、そのハウスが示す作品に触れる事で、心が満たせる。
創作物に限らずですが、プライベートの時間で、心を満たすヒントになると考えます。
例えば今日は月が魚座にあります。月が乙女座の私にとっては、月が7ハウスということになります。ちょうど反対側ですね。
すると、7ハウス的な作品。対人関係やパートナーシップを示すハウスですので、例えば恋愛もの、もしくは一対一の友情を描いた作品など、人との関係性を描いた作品で心が満たされる、と考えます。
6ハウスだったら人に尽くす、優しさを描いた作品とか、8ハウスならディープ、マニアックな作品だとか…色々とイメージを広げられますね。
あとはネイタルチャートの天体と、月が重なる時も意識してみると良いかも。
金星に月が重なる日は、それこそ美意識が高まります。
補足1・プラシーダスハウスシステムとの違い
軽く補足です。一般的に使われるプラシーダスハウスとの差異について!
個人的な解釈ですけど、プラシーダスハウスでの月は、現実的に気持ちが向く方向、という意味合いが強いと思っています。
たとえば今日って、私にとっては、プラシーダスで見れば月は12ハウスなんですよ。
12ハウスなので、隠されたもの、秘密、幻想的なものに意識が向く、と解釈できます。ので、そういう作品を見るのも、それはそれでアリ。
ルナハウスシステムの場合、心を満たすものは何か?と私は読んでいます。
そんなに意識してないけど、そのハウスが示すものが心を満たしてくれるよね、みたいな感じ。
複合的に読むと楽しいですが複雑ですね…。マニアック。
補足2・ルナシステム
ルナサインハウスシステムは、月のある星座の0度が1ハウスの始まりになりますが、月の度数をそのまま1ハウスの始まり、として読む事もできるかと思います。ルナリターンが起こった瞬間が1ハウスのスタート。
この読み方、調べても見た事ないのですが、ソーラーシステム(太陽の度数を1ハウスの始まりとする)に倣って、ルナシステムと呼称しましょう。
私は月が乙女座24度にありますが、ルナサインハウスシステムだと、1ハウスの始まりは乙女座0度。ルナシステムだと、1ハウスの始まりは乙女座24度となります。
あとは30度づつハウスを割り振っていくだけ。
ルナリターンの、始まり!と言う意味を強調できるかと思いますが、まあここまで厳密に読まなくても…という気はします。気分で使い分けてます。
まとめ
書いてて思ったけどいやーわかりづらいですね…。複雑!!
月のあるハウスを1ハウスとして見るルナサインハウスシステムで、今の月が何ハウスか意識することで、心を満たす作品の傾向がわかるかも?ってお話でした!
一応、自分用のメモみたいなものですが、何かお役に立てば幸いです。
あと個人的な話ですけど、ここ最近ずっと、ルナリターンの月は海王星と180度なんですよね…!要するに、年単位でずっと、出生図の月と海王星が180度。イメージが広がる、広がりすぎる配置ではあるよなーと思ってます。創作にそのエネルギーをぶつけたい。