トランプマジックを見せるハードルが高いのはなんで？

月乃輪ウルフ

どうも、狼でマジシャンの月乃輪ウルフです。

今日、Twitterでこんなツイートしました。

そうなんです、トランプマジックを見せるのって結構ハードル高いんです。

例えば、最近カードマジックを覚え始めて、友達に見せたいっていう時。

なんて言おうって思いません？コミュ力の高い人であれば、
「最近カードマジック覚えたんだけど見てくれない？」　
で終わると思います。

ただ、中にはその一言をいうのがなかなかできないって人もいると思います。要は自分から仕掛けに行かないとマジックを見せられないのです。


他のシチュエーションも考えてみましょう。例えば、合コンの場面。趣味の話になってマジックやってることを伝えたら、100%こう言われます。

「そうなんだ！なんか見せて！」

よっしゃ、俺の出番だ、と意気込んで、バッグの名をゴソゴソして、トランプを取り出し、５分ぐらいのフルルーティンをやってします。するとどうでしょう、なんか盛り上がった感じはあるけど、ちょっと変な空気になっている。「なんで？そっちから見せてって言ったじゃん？オムニデックもやりたいんだけど…」


思い当たる節がある人もいるのではないでしょうか？この時のなんか見せては、本当に軽い気持ちの一言です。なので３０秒〜２分ぐらい。おかわりがあったら３分強ぐらいが適正です。この時の状態は感覚的に、マックで軽く食べるかと思って入ってみたら、二郎系ラーメンが出てきた、みたいな感じです。

しかも、バックからトランプを出した時のインパクトもかなり大きいです。トランプは普段持ち歩きませんのでかなり異質に感じます。最近では、テレビでプロマジシャンが華麗なトランプマジックをよく見せているので、無駄にハードルが上がります。これは１つ目の例でも同じことです。かなりガチ感がでます。


そこでお勧めしたいのが、指輪マジックです。指輪マジックは、マジックへの導入をスムーズに行うことができます。

「ちょっとこの指輪よく見ててほしんだけどさ…」

と言って相手が指輪を見たら、消したり出したりする。出した後、指輪を抜いて、「触ってみる？」と言いながらフェイクパス、いつの間にか指輪が消えて、指に戻っている。

とってもスムーズですよね。トランプマジックの場合、トランプを出して、箱から出して、箱を置いて、「トランプを使います」と言って、よく混ぜて、カードを選んでもらったらそれを覚えて、トランプの中に戻して、よく混ぜて、一番上をめくて違いますねと確認して、そのカードを手で覆うと相手のカードに変わる。

一現象起こすだけでこれだけの工程を踏まなきゃいけません。書きながら「しんどっ」って思いました。その点指輪マジックは、指輪を見てもらう。消える、出てくる、相手に渡そうとするが消えている、いつの間にか指に戻ってる。わーお、とっても簡潔。トランプ混ぜてる間に、３つも現象を起こせてしまっています。

さらに、道具がすでに指についていますので、軽く始めることができます。１つ目の例でも、ちょっとこれ見てほしんだけど、とマジックをすることを伝えていません。いきなり指輪が消えたり出たりするわけです。身がまえてないので相手に与えるインパクトもかなり大きいです。通りすがりの人左フック入れられたら、もろ直撃しますよね。(その経験はないけど、きっとみんな直撃すると思う)


このように、ハードルをあげることなく、なおかつ、だらけさせずにマジックを見せることができるのが、指輪マジックです。

ただ、中には指輪つけないんだよなあって人もいると思います。そういう人は身の回りにあるものでマジックをしましょう。五百円玉を使ったコインマジックやスマホを使ったマジックとかはおすすめですね。学校にそういうのを持っていけない！という人は、えんぴつや消しゴムなどの文房具がおすすめです。輪ゴムなんかもいいですよ。


こういったマジックを一度やって、自分はマジックをやっています！というのが認知されたら、トランプを出してきても受け入れらる状態になっていきますよ。

カードマジックやコインマジックだけに走りがちですが、マジックにはまだまだたくさんの種類のマジックがあります。これを機会に新しいマジックの分野を開拓してみませんか？


最後におすすめの指輪マジック解説DVDを一つ紹介しておきます。
これを見ておけば指輪マジック大体OKです。理論もかなり勉強になりますよ。


Focusの指輪めっちゃかっこいいなあ…。また再販しないかな…。


月乃輪ウルフ

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