稼げるWebライターになるための戦略的スキルアップ法

2020年2月13日 20:21

主婦から学生まで、誰でもなれる「Webライター」。そのイメージから簡単な仕事だと思われがちだが、稼げるWebライターになるにはより高いスキルが必要になる。

養成講座に通ったり、独学で研究したり、時間と労力をかけてスキルアップしていく。本来、そこに近道は存在しない。

しかし、1つだけ抜け道がある。膨大なライティングスキルを学ぶには時間がかかるが、的を絞って勉強すれば最短で「稼げるWebライター」になれる。

つまり、Webライターとして生き残るには、戦略的なスキルアップが必要なのだ。

長いキャリアがあっても稼げないWebライターは、今こそライティングスキルを学んでほしい。我流の文章をひたすら書き続けても、「食えるライター」にはなれないのだから。

「ロジカルライティング」ができないWebライターは稼げない

稼げないWebライターは、圧倒的にライティングスキルが足りない。学び方がわからないなら、まずは「ロジカルライティング（論理的な文章の書き方）」を学ぶことをおすすめする。論理的な文章は、誰が読んでもわかりやすい「型」の基本だからだ。

「型にハマると個性が出せない」という人もいるが、基本ができないとそれ以上のスキルアップは望めない。個性とは、基本の上に積み重ねていくものなのだ。

さらに、ロジカルライティングを学ぶメリットは、もう1つある。それは、読解力も磨かれること。「ライターに読解力は必要ない」と思うなら、今すぐ「書く仕事」をやめたほうがいい。

読解力のあるWebライターは情報収集力にすぐれ、クライアントの要望をくみ取る理解力もある。この2つの要素は、書く仕事全般において欠かせない。

とくに、情報があふれるWeb上でリサーチするには、裏付けのある情報を見極める能力が必要になる。また、クライアントの要望に沿わないコンテンツは、たとえ素晴らしい文章でも無価値なのだ。

これらを踏まえると、ロジカルライティングはWebライターに必須のスキルといえる。

稼げるWebライターになるには、SEOライティングにも強くなければいけない。SEOとは「検索エンジン最適化」のことで、Webメディアの収益化に欠かせない要素になるからだ。

かつては、小手先のSEOでも稼げたが、数々のGoogleアップデートによってそれが通用しなくなった。

Googleによると、「ユーザーに有益なコンテンツは、他のどの要因よりもSEOに良い影響を与える可能性がある」としている。つまり、Webライターが書く「質の良いコンテンツ」が、もっとも重要なSEO対策になる。

では、質の良いコンテンツとは何か？　とくに重要視されているのは、以下の3つである。

・オリジナリティー
・専門知識
・表現力

有益なコンテンツを提供したいGoogleにとって、検索上位に似たようなコンテンツが乱立するのは避けたい。それではユーザーが満足しないからだ。

したがって、他サイトにはない「オリジナリティーのある文章」が上位表示されやすくなり、ユーザーも満足する。それが、クライアントの利益につながる。体験談や取材を通じ、独自の切り口で執筆するオリジナリティーが必要なのだ。

また、金融や医療などの専門知識も強力なSEOになる。たとえ専門知識がなくても、正確な情報収集力や得意分野があれば補えるだろう。ニッチなジャンルに詳しければ、稼げる可能性が高い。

さらに、豊かな表現力も欠かせない。他サイトと似たような文章では読んでいてもおもしろみがなく、ユーザーが飽きてしまう。飽きたらすぐに離脱するのがWebサイトの性質。それを防ぐには、ユーザーを引き込む「魅力的な文章」が必要だ。

Webライターとして生き残るには、稼ぐことが最優先になる。そのためには、的を絞ったスキルアップが必要だ。「ロジカルライティング」と「SEOライティング」のポイントをつかみ、戦略的にスキルアップすれば最短で稼げるWebライターになれるだろう。