人生に大切なことはすべてラーメンに教わった話
昔々、10代の親戚に聞かれたことがある。
「人生に意味はあるのか?」
残念ながらその時はしどろもどろになって、まともに答えられたような記憶がない。だけど今なら多分答えられる。
「人生はラーメンのようなものだ」
ラーメンは色んな具材で出来ている。麺はもちろん、スープ、メンマ、煮卵、チャーシュー、海苔、ネギなど。
何から箸をつけるか? これはみんな違っている。自分はメンマ好きなので、まずメンマからとりかかる。
「好物は先に食べる主義だ」
そう言って、ガブリとチャーシューを食べてしまう友人もいた。大胆だと感心した。
でも、どの具材まで食べたら、ラーメンを食べたといえるのだろう?
トッピングをぜんぶ食べても、ラーメンを食べたと言えないだろう。
では、麺を食べきったらラーメンを食べたと言えるのか?
いや、まだまだ。麺もトッピングもぜんぶたいらげ、スープも最後の一滴まで飲み干す。そして、どんぶりを置く。
「なるほど、これがラーメンというものか」
そう思った時がラーメンを食べたと言えるのではないか?
とりあえず、塩分の過剰摂取の件はわきにおいて(笑)
だから、また人生の意味を聞かれたらこう答えよう。
「人生はラーメンのようなものだ。好きなチャーシューだけじゃなく、苦手なものもぜんぶ食べてはじめて、ラーメンとはこういうものだと分かる」
「人生も最後の1秒までしっかり生きたら、きっとその時には生きてきた意味が分かるよ」
少なくとも自分はそう思っている。
だから、2023年の残り時間も、じきにやってくる2024年もしっかりと生きようと思う。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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