傷つかない夜

情緒が死んで、
ブレーキが取れた。

少しの意地悪が
世界を揺るがす巨悪に見え
優しい気遣いが
狡猾に陥れる罠に見えた。

こんな夜には
人を傷つけずには居られない。
やられる前にやらなくちゃ、

人をどれだけ傷つけても
何も痛まないそんな夜は
明日、謝る言葉を探して眠る。

「ごめんね」って言えるかしら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?