すきな曲語り#1『花落ちる夢に』
ボカロリスナーがすなるnoteといふものを
われもしてみむとてするなり
というわけで。
続くかどうかは分かりませんが
せっかくなので久しぶりに長文のリハビリがてら
このnoteという場所でちょっと遊ばせて頂きたいと思います。
ふんわりとタグ「#vocanote」を活用しよう
という方針以外はとくに決めていませんが
ひとまず今回はいつもよりちょっと長めに
お気に入りの作品を紹介させて頂きます。
そんなわけでさっそくですがこちら。
音 / 詞 : 尾北 ねむ。さん、MIX : まあたろうさん、絵 : 古河とーたさん による
UTAUオリジナル曲、狽音ウルシによる『花落ちる夢に』を紹介します。
ここからはぜひ、可能な方はこちらの曲を再生しつつ
先の記事を読んで頂けたら嬉しいです。
さて、まず再生してみてイントロからのデジタル音でちょっとおってなりませんか
これは私の勝手な思い込みだったのですが
曲名からなんとなくバラードとかエレクトロニカ系なのかとおもったのですよね。
実際は聴いてお確かめくださいませ。
そして歌詞の冒頭
『透明人間になった 起きると透明になってた』
カフカの「変身」かくやの唐突スタートですが、さらに続けてこうきます
『これならなにをしようとも 誰にも何も言われない』
『なんでもできる気がしてきた』
『どこにいても咎められない』
そして
『けれどそんな勇気もないです』
この曲を歌う「ボク」の独白が、明るいデジタル音にのって
ただただ淡々とリズミカルに続きます。
そして、その独白は「キミ」へ。
最後まで聴いてもう一度動画の冒頭へ戻ると
サムネイルにもなっている2人のイラストと
イントロで表示される「第一~第四の課題」というテキストがじわじわとボディーブローをかけてきます。
具体的な話はなにもわからないかもしれません
でもただただ、じわりと苦しい
大切な何かが思い出せないような、でもいつもとなにも変わらないような
『さようなら』
ハッピーエンドかバッドエンドかは、ぜひ貴方の耳で確かめてください。
同じメンバーの作品として、この曲はミクさんverもあります。
あわせてどうぞ。