父、転院(一部修正と追記しました)
という訳で
治療メインの病院からリハビリメインとする病院に父、転院しました。一応は回復してるんですが、が。
脳出血系疾患でもかなり重度な損傷を脳に受けたようで正直リハビリで何かが改善するというのはあんまり期待出来ないそうです。いや、ある程度は回復するけどそのある程度の幅が最初から物凄い短い、という感じですね。
転院の移動の際には同じ介護タクシーに乗って移動したので会話も多少したんですが、支離滅裂でした。きちんと意思疎通ができる瞬間と意味不明な発言の時間とを繰り返す感じ。感覚としては痴呆症にちょっと似てますね。意識障害、認識障害、記憶障害とてんこ盛りなので話が理解できる瞬間があるも長続きしないし、理解したものの記憶していられないとそんな状態。
左半身の麻痺も顕著でほぼ動かず、そのうえで右後頭部出血した人が発症しやすい認識障害に左側のものを視認できるのに認識は出来ない、というのがあるんですがソレも有ります。ので見えてるけど『そこに何かある、誰かいるという認識』を『左視野のみ出来ない』という状態です。何が厄介て認識出来ないのでシンプルに危ないですね。足の感覚もないし見えても理解できないので無理に立とうとしてグネっとなったままの脚に力をいれようとして骨折、なんてのもあるそうです。怖。
特に重篤なのが高次機能障害高次脳機能障害と呼ばれる奴です。
これ多分調べたほうが早いので興味がありましたら調べてみてください。なかなかエグい症状で。今の所、癇癪起こしやすくなるみたいなのは見当たりませんが今だからなのかもだし、感情的な部分にも障害が発生するので非常に厄介です。
脳出血の症状の中でも相当重度で、担当の先生も久々にここまで重い状態の患者を持つそうです(経験はもちろんある。)
まあリハビリで頑張っても本当に車いすの乗れたらいいね程度ですね…自力歩行は不可能に近いし、認識系障害が多いのでこれはもう完全に家族では手に負えない重症度です。完全に専門の施設に入所させていただくことを最終目的に据えるしかなくなりました。自力歩行が出来たり認識がもう少し良ければワンチャン、自宅に帰れるかな?と思いましたが残念ながら不可能のようです。(担当のお医者さんも「家族構成を見るに難しいと分かるので協力します、との事でした。)
厄介なことにこの重症度でかつ自分がなぜ半身動かなくて具合が悪いのか?を疾患のせいで認識出来ないので動こうとしてベッドから落ちるとか転ぶとかの可能性が高く、そうなると例によって身体拘束が発生するんですが老人ホームって基本拘束が禁止されているので行き場がない。となると、精神疾患系の人を受け入れる施設に頼むか、それに対応できる施設を探すしかないそうです。で、当然のように簡単には見つからない、との事。現在の病院で入所先探しも全面協力してくださるそうですが先が思いやられます。
自分の状態が良く分かってないというのが幸いなのかどうなのか判断に苦しみます。『訳分らんな~』でボーっとしてる感じではありましたが。
私の事も娘であると認識している瞬間があると思ったら次の瞬間には看護師だと認識してたりでグチャグチャのようです。
私は「色々調べてた時に発症した場合に残る後遺症は一通り見ていたし、リモート面会数回した限りこれは思わしくないな。」と察しがついていたのもあって割と受け入れる事は出来たんですが母のほうがショック大きそうですね。いや、勿論私もショックではあるんですけど「これはもう回復の見込みがない奴でどうしょうもない。」という域なので却って「そっかー。」となってます。どっちかというと疲労感の方と、入所先見つかるかなあ…という心配の方が大きいです。認識ボヤボヤながらもやっぱり瞬間的にしっかりした認識になると寂しいとも感じるらしくてリハビリの光景を家族が見ることは可能なのか?なんて話をちらっと自発的に話したりしてました。次の瞬間にはもう支離滅裂になっちゃうんですけどね…。
そんなわけで今後は入所先探ししながら、今まで使っていた車やら補助やらの変更手続きをしたりしないとならないです。勿論お金かかる事なので支援制度とかは申請しますが…。下手すると入院保険とか介護保険払ってもらえなかったりするらしいので警戒しています。
ひ と く ぎ り
上までは昨日書いてたんですが…危惧していた事態として保険料を降ろすのを渋られています。というかこれ保険屋さん側の油断とかミスだと思うんですけど……母が珍しくヒートアップしてしまって罵りまくってしまうので私がある程度応対しましたが…うーんなんか堂々巡りしているというか。これは後日何かしら追記すると思います。参考にもなるでしょうし。明日、再確認と念押しをする予定で病院の相談員さんも仲介に入ってくれそうなので相談員さんにも頼ろうと思います。
幸いなのは最初にお世話になった病院も今の病院も担当医さんやら看護師さんやら相談員さんやら皆さん丁寧に話してくれてます。大分、メンタル的にも助かってます。分からない事だらけなので…。
追 記
トラブっていた入院保険ですが一応、当初とは違う方式で前進はしました。保険屋さんには悪意は無いと思うには思うのですが…。これは予測ですが父の容態がもっと軽いと踏んでいたんじゃないかなと。軽いならもっと手軽に申請作業できるだろうと思ってらしたのかなあ…と。はっきりはしませんが。最終的に払って頂けるのであれば時間稼いでも意味はないですしね。そんなわけで申請自体はしましたが果たして…。
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