スプリングパウダー
風の子守歌に揺られて
うとうとと冬が眠りにつき始める頃
きみの目に映る景色はまばたきの度に輝きを増して
その色は瞬く間に何色にも増えていく
ほら春はもうすぐそこだよ
冬に優しく毛布を掛けたなら
目の前に広がるのはきっと眠りから覚めた春が見ていた夢の続きの世界
だって春の色はこんなにも美しいのだから
空から舞い降りる春の粒がきみの元へと愛しさを運んできて
今年もまた思い出が色褪せないように魔法をかけてくれる
春の夢はまだまだ終わらない
きみの夢はまだまだ続いていく
愛しさ運ばれて
どこまでも続いていく
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