【入院】遠くなっていくナースステーション【部屋移動】
入院していると多種多様な人が入れ代わり立ち代わり病室に入ってくるものである。
まあ正直なところ高齢者が9割なのだが、その中には問題を起こす人も一部いる。
ナースコールを何度も押しまくって私物化したり、わがまますぎて同室の他の人と喧嘩になったり、耳が遠くて意思疎通に凄まじい時間がかかったり、動くなと言っているのに勝手に動き回ったり……
起こす問題は色々だ。
なお見た目だけの判断になってしまうが、患者には80~90歳っぽい人が結構な数いるため、もはや骨折とかだけではなく認知症を発症している場合も出てくる。
そんな人たちに対する看護師さんの仕事ぶりを見ていると、本当に看護師ってありがたい存在だなと心から思う。
こりゃあ大変な仕事だよ……。
さて、そんな問題を起こす人に対して行われるのが、部屋移動である。
自分も入院してから気づけば3週間も経っているわけだが、問題行動を起こしまくりな高齢者に対して、「はーい、部屋移動するよー(棒読み)」と看護師さんが問答無用でベッドごと運び出していく光景をもう3回は見た。
いやはや、自分は優良な患者として頑張ろう。
……そんなある日。
看護師「aosagiさーん、部屋移動しますね😊」
aosagi「へぁえ……?」
じ、自分なんかしちゃいました……?
問答無用で運び出されていく荷物とベッド(+自分)。
まあ到着した新しい部屋はトイレも近くて、窓際にもなったので景色が最高なのだが、一体何が看護師たちを激怒させてしまったのだろうか……?
そして翌日。
看護師「aosagiさーん、部屋移動しますね😊」
今日も!?
どんだけの罪を犯したらそうなるの!?
そんなわけで、自分を乗せたベッドは揺れながらドナドナを開始。
なお次の部屋も窓際ではあったが、トイレが遠くなった。
そしてなにより、ナースステーションが最高レベルに遠くなった。
そ、そこまで看護師さんは自分を遠ざけたいのか?
(神よ、私の罪は何だったのです……?)
2日連続の対応に絶望していた自分だったが、自分には検索できる環境がある。
入院時の部屋移動について調べてみよう。
もしかしたら看護師さんの機嫌を直す菓子折り特集とかもあるかもしれないしな……。
というわけで自分は看護師のための情報ブログであるぽこチャレを見た。
そこに書いてあった部屋移動についての話はこんな感じだ。
おぉ……!!
言われてみれば自分は手術も終わってリハビリを開始してしばらく経つし、一人で車椅子に乗ってもいいという許可も出ている。
なのでもうトイレのたびにナースコールを使うこともなくなった。(個人的にはこれが一番嬉しい)
そういう段階にある人はナースステーション近くの部屋に置いておく必要がないので、遠い場所に移動になったということだったようだ。
言われてみれば、新しい入院患者がいっぱい来るとか話してた気もする。
そういう人たちをナースステーションやエレベーター近くの部屋にするのは確かに当然と言えるだろう。
あ~良かった。
看護師さん達にNOを突きつけられたわけではなかったようだ……!
そんなわけで、入院中に突然の部屋移動になっても絶望しないようにしよう。
まあ身に覚えがある人は反省したほうが良いとは思うが、普通に社会常識を備えて生活している人は大丈夫……だと思う。
自分が今の病院に居るのはあと数週間くらいだと思うが、そろそろ病状についても記事にしなければ。
応援してくれる皆さんのおかげでだんだんと良くなってきてはいるものの、ちょっと厄介なあれこれもあるのだ。
改めて人生を変える事故になっちゃったなと思いつつ、実際は夕食のカレーで頭の中がいっぱいな自分なのだった。
やっぱり入院中のご飯って大事……!!