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8年モノのcheeroモバイルバッテリーの性能を今確かめる【cheero Power Plus 3】
前回はCIOのモバイルバッテリーをチェックし、富士登山スタメンとして活躍させることが決まった。
しかし心配性な自分は、もう一個モバイルバッテリーを持っていきたい気持ちが湧いてしまったのだ。
自分の手持ちには多くのモバイルバッテリーがあるが、
その中でまともに使えそうなのはcheero Power Plus 3(13400mAh)。
![](https://assets.st-note.com/img/1691551451191-DH4l3W9SiW.jpg?width=1200)
このモバイルバッテリーの購入はまさかの8年前。2015年である。
数年でヤバいと言われているモバイルバッテリーだが、果たしてこれは今でもまともに使えるのか……?
なお、調べてみたらcheeroもCIOと同じく本社は大阪らしい。
もちろん中国製ではあるものの、日本の会社だったとは。
では、老兵の実力をチェックしていこう。
かなりすごいぞ!!(ネタバレ)
【充電結果(1回目)】
では1回目の充電を開始しよう。
バッテリー残量30%のスマホに充電した結果は以下のような感じだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1691451588799-ke7SFOH9d6.png?width=1200)
50%回復させるまでにかかった時間は、64分。
CIOは40分で50%回復させたので、cheeroは24分ほど余計に時間がかかったことになる。
1.5倍くらいの差があることになるが……許容範囲ではあるかも?
ただ気になることがある。
このモバイルバッテリーはバッテリー残量を4つのランプで知らせるという方式なのだが、50%回復させた後なのにランプが全部ついているのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1691554886599-npMc7rdDlD.jpg?width=1200)
単純にランプ1個が25%の残量を示しているとすると、まだ75%以上残っているとでもいうのだろうか?
いくらなんでもそれはないような……。
これは追加調査をしてみよう。
【充電結果(2回目)】
ということでモバイルバッテリーはこの状態のまま、またスマホの電池を減らして充電を試みる。
それが以下の結果だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1691550787373-obkukKg64l.png?width=1200)
今回はスマホのバッテリーが10%の状態から開始したのだが、50%回復するまでに80分かかってしまった。
そして今回の充電ではスマホを計70%回復させたわけだが、ランプはまだ2つついている。
4つの残量ランプのうち2つがついているということは……つまりまだ半分残ってるのか?
もうスマホのバッテリーを130%分(5070mAh)回復させているのに?
なんだか信じがたいけど3回目へ!!
【充電結果(3回目)】
ではまたスマホを使ってバッテリーを減らしたので、3回目の充電を開始しよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1691552210556-X4SeSXeswt.png?width=1200)
3回目は21%から84%まで充電したのだが、バッテリーのランプはまだ1つ点いている。どうやらまだいけるらしい。
そして今回は50%回復までにかかったのは62分くらい。
1回目と同じくらいの速度に戻っていた。
2回目のあの遅さはなんだったんだろう?
それはともかくまさかの4回目へ!!
【充電結果(4回目)】
さすがにもう残り少なそうなので、スマホのバッテリー残量は50%で開始。
結果は以下のようなグラフになった。
![](https://assets.st-note.com/img/1691553321556-cbv5Q8lX04.png?width=1200)
10分間隔でチェックしていたのだが、20分経ったら充電出来なくなっていた。
回復したのは13%だ。
や、やっと終わった……。
せっかくなので、0%から100%までの充電時間も測っておこう。
【モバイルバッテリー充電時間(0%→100%)】
このcheero Power Plus 3は、公式の記載では満充電に8時間かかるらしい。
本当にそうだとすると、なかなかの長時間だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1691570609232-YRBVhdBo6t.png?width=1200)
CIOが10000mAhとはいえ60分で満充電できるのを思うと、明らかにこの部分はデメリットではある。
まあ8年前の製品なので仕方ないのだが。
では実際に確かめてみよう。
・・・
さて、実際に0%→100%までの充電時間を測ってみた結果は……
『6時間24分』だった。
なんと公式が書いている充電時間より1時間30分も早く終わった。
そこらへんに転がっていたスマホの充電器を流用したのが良かったのだろうか?
しかしCIOと比べるとさすがにこの部分は比較にならない。
とはいえこれは富士登山で使う分には別に気にならない部分ではある。(使い切って帰るだけだろうし)
【結果まとめ】
そんなわけで、8年前のモバイルバッテリーのチェックが完了した。
4回分の回復した容量を合わせると…
50%+70%+63%+13%=196%
使用したスマホのバッテリーはアプリによると3900mAhなので、
3900mAh×1.96=7644mAh。
この8年モノのcheero Power Plus 3は、7644mAh回復できる!!
そして前回書いた通り、モバイルバッテリーの容量は記載されている数値の約6割が実際の容量だ。
cheero Power Plus 3は13400mAhなので、実際に使える容量は……
13400×0.6=約8000mAh。
そうなると、今回の7644mAh回復できたという結果は衝撃的だ。
買ってから8年も経過しているが、バッテリーの容量は新品からあまり変動がない……?
いや、確かに考えてみれば、自分は旅行で他の薄型モバイルバッテリーを使うことが多かったし、この製品は出番が少なかった気はする。
一般的にいう「300〜500回の使用」というモバイルバッテリーの使用回数には全然達してないだろう。
でもまさか8年経っても全然使えるものだとは。
管理状態がたまたま良い感じだったのだろうか?
いやはや、本当に驚きだ。
そんなわけで、cheeroの製品は実に優秀だった。
良いものは8年後も使えるのである。(日常的に使ってなければ)
そういえば国産バッテリーっていうのをやけに押し出していた覚えはある。
![](https://assets.st-note.com/img/1691562767220-1mfNPlLMmG.png?width=1200)
……しかし富士登山に持っていくモバイルバッテリーはどうしたものか。
実際に回復できる容量で見れば、
CIOは6000mAh。
cheeroは7600mAh。
2個持っていく?
でも1個が約200gだしな……。
調べた上でまた悩む。
一体どうなる富士登山。
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