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怒られたくないし、怒られてるのを見たくもない【きまぐれクック】
最近の若者は口論のシーンとかは見たくないらしい。
相手を否定することは良くないことであり、
常に和をもって貴しとなすことが絶対なのだそうだ。
学校の友人関係でもSNSが必須な時代。
きっと悩みも多いのだろう。
ところで、誰もが人に怒られるのは基本嫌だろうが、
他人が怒られているのを見るのはどうだろうか?
自分は正直嫌だった。
色々な職場を転々とした自分だが、
ある職場では「常に怒られる対象」にされている人がいた。
本当にもう、毎日毎日その人は怒られていたのだ。
確かに彼が何かやらかすことが多かったのは事実。
しかし明らかに他の人よりも怒るハードルが低く設定されていた。
毎日毎日響き渡る怒号。
そんなもんを聞かされる周りの辛さといったらもう……。
一種の共感性羞恥みたいなものだ。
自分が怒られてるように感じて嫌になった。
そして同時に、その状況をどうにか出来ない自分も嫌だった。
……いや、なんで突然そんな話をしたのかって?
きまぐれクックを見たからである。
上の動画は再編集して投稿されたもの。
再編集前は、釣り船の船長にボロクソ言われる出演者のシーンがあった。
きっと船長は釣り方にこだわりがあったのだろう。
かなりきつい言い方で出演者の一人に命令をしていた。
投稿者の金子氏が釣っていたときとは明らかに対応が違う。
自分は正直、仕事で見たあの光景を思い出してしまった。
久々に感じるこの感覚。あまりいいものではない。
それは多くの人も同じだったようで、コメント欄は荒れに荒れた。
それを見た投稿者の金子氏もすぐに再編集してそのシーンを削除し、
あらためて動画を投稿する運びとなった。この対応力は流石といえる。
コメント欄を見ていると、「釣りはこういうこともある」「船長の命令は絶対」「態度が悪いせいだ」という主張もあったりする。
ただ、それにしたってもっと言い方がありそうな気がするのだ。
釣果がいくらあろうが、自分はあんな言われ方をされるくらいなら、
船に乗らないほうが良かったと思ってしまうんじゃないかな……。
……いやなんか杞憂民みたいになってきたな。
なんにせよ、不意打ちでキツい動画を見てしまった。
普段は脳死で「魚捌くのうまいな~……美味しそうだな~」で終わっていたので、油断していたのもある。
……放課後ていぼう日誌でも見て中和しよう。
動画投稿にはやはり細心の注意が必要だなと、改めて思ったのだった。
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