【登山】アシストスーツで活路は開けるのか【希望】
今日もリハビリ後に病院の屋上へ行き、癒しタイムを過ごす。
ちなみにオトモはおしるこだ。
朝の段階ではまさかの売り切れ&準備中だったおしるこだが、夕方にはなんとか販売開始していて良かった。
しかし「おしるこなんて誰が買うんだよ」と昔は思っていたものだが、こうして実際に飲んでみると謎の薄いコーヒーよりも全然満足度が高い気がする。
優しい甘みと、柔らかな豆の食感を楽しめる素晴らしい飲み物、おしるこ。
環境や体質が変われば、世界の見かたも変わるものだなぁ……。
さて、それはそうとリハビリは3分の2荷重まで可能になった。
いよいよ全体重をかけるまであと一歩という段階になったわけだが、今はまだ風呂で服を脱ぐ際の片足立ちすら許されないことに変わりはない。
足一本で全てを支えていた頃の凄さを改めて思い知る。
早く良くならねば。
だが実は、リハビリ病院に来てからの最初の面談にて、医者から「バイクはもう無理だね」という言葉を既にもらっていたりする。
まあ自分のコントロール技術とペーパードライバーが合わされば事故不可避だとは思っていたので、元々バイクは縁遠い存在ではあった。
だがこうして「君の人生ではもうバイクは無理だよ」と断言されるのは、正直きついものがある。
可能性を失うのは辛いのだ。
せめて自転車はOKになってほしいものだが、まだそこについては回答をもらっていない。
というか怖すぎて聞けない。
どうなるんだろうホントに。
そして一番大事な徒歩についてだが、なにやら杖を使うとか言われたような気がする。(うろ覚え)
まあ流石に杖の使用なんて一時的なことだとは思うけども!
……そうだよね?
勝手に転んだ自分が全て悪いとはいえ、個人的にやはり諦めたくないこともある。
それは『登山』だ。
自分は別にガッツリ山登りをしてきたような人間ではないが、やはり山は良いと思う。
苦しくも達成感があり、日常とかけ離れた緊張感を味わいつつ、体全体で自然に親しむことができるのは非常に魅力的だ。
これは自分にとって旅行の大事な一要素にもなっている。
それにまだ百名山だって5分の1も制覇してないし、富士山だって須走ルートを登っていない。
『登山』が人生から消えてしまうなんて許容できないぞ……!!
……だが正直、登山に関しては希望があるんじゃないかと思っているのだ。
最近ふと思いついたのである。
『アシストスーツを使っての登山』を!!!
アシストスーツとは、農作業や倉庫作業における腰や膝の負担を減らすために使うサポートアイテムである。
バッテリーで動く凄いやつから、人工筋肉でサポートする電気不要のタイプまで色々種類がある。
(なんかもうイギリスではアシストしすぎて空を飛んでいる)↓
そんな中で今回自分が狙うのは、人工筋肉ベースで重くないやつだ。
それとなく検索して出てきたのは、ダイヤ工業株式会社の『DARWING Arukelude PRO』である。
なんかもう見事に紹介画像が登山なので、もうこれでいいかもと思えてくるわけだが、足部分をよく見るとさすがにアーマー感が強すぎる気がする。
そして腰のサポートまであるのは利点だが、それが逆に着用のめんどくささに繋がりそうでもある。
そしてそして、3万5000円という値段も少しばかり勇気がいる額ではある。
うーむ、どうしたものか……。
そう思っていたら、膝だけサポートしてくれそうな商品があった。
それが『DARWING Arukelude+』である。
ふむ。これなら軽量だし、先程感じたアーマー感はまったくない。
ズボンの下に仕込んでおくことも出来そうだし、登山用のトレッキングタイツとは違って太もも部分が開放されているのがいい感じだ。
結構な太ももを持つ自分でも、これなら履けそう!
(ふくらはぎが収まるかはともかく)
お値段は2万1000円となかなかだが、トレッキングタイツ2枚分と思えば許容範囲だろうか……?
まあ使用済みでも30日以内なら返品できるようなので、効果が確認できなかった場合は懐を痛めずに済むというのは助かる。
これは退院後の選択肢として候補に入れて良いかも……!?
しかしここまで書いて、
「膝装具で良いんじゃね?」という発想が湧いてきた。
膝装具は膝を固定して安定させ、歩行をサポートしてくれるもので、自分は現在寝るときですら装着するように言われている。
それに装具というものは病院が指定した装具屋のお墨付きがあるわけで、その効果の程も証明されているのだ。
だったらもう、登山のときはこれを着けていけばいいのでは……?
なお残念ながら、ネットで検索しても「装具つけて登山してきました!^^」なんて体験談は全然見当たらない。
しかし装具と似たような見た目の登山用サポーターは普通にあったりするので、別に装具をつけて登山してもさほど目立ちはしない気もする。
それに考えてみれば、DARWING Arukelude+と装具をどっちも使ったって良いのだ。
なにより自分は別に登山で縛りプレイをしているわけではないのだから、頼れるアイテムには全力で頼っていくべきだろう。
ふむ……
なんだか展望が開けてきたような気がするぞ……!!
というわけで、これからもし登山ができるならアシストスーツやらなんやらに全力で頼っていこうと思ったのだった。
まあ実際に登山するにしても、左足の症状の安定を考えると、1年6ヶ月以上先の話ではあるのだが……。
そして実際にアシストスーツで登山は良い感じになるのかどうかや、アシストスーツ+装具がOKなのか等は全く調べちゃいないのでご注意を。
アシストスーツは元々過酷な仕事用に使うものだし、どうにもレジャーに使った体験談が全然見当たらないのだ。
実際のところ本当にどうなんだろう……?
1年半後に自分がそれを証明する第一人者になる前に、誰かに挑戦していただけると助かる。
なんにせよ、もしかしたらの希望を持つのって大事だなと思うのだった。
頼むぞ、左足……!!