【大部屋】配慮を忘れた男たちとの暮らし【屁】
いやー……また汚い話になります。
とはいえこれも仕方がないのだ。
中年以降の男たちが大部屋に押し込められたら、こんなもんだよ……。
さて、もはやナースステーションから一番遠い病室になった自分は、そこそこ状態の良い患者であり、ナースコールを使用する回数はこの1週間で0回となった。
もちろん看護師さんとの関わりが一切なくなったわけではないが、患者が出来ることは患者にやらせるというのも大事なリハビリではあるので、今の生活では基本的に一緒の病室の人間とのあれこれしか変化がない日々となっている。
しかし今までの記事でも伝えてきたように多種多様な患者が居るのが病院だ。
同室に集まった人間が皆、他者に配慮が出来る人間とは限らない。
そう、いつかの記事の繰り返しになるが、
入院生活においても結局問題になるのは人間関係なのだ……!
【屁、ゲップ、騒音!!】
大部屋に4人の男が集まれば、誰かしらが問題を起こす確率は高い。
自分は初めての入院から1ヶ月経っただけの初心者ではあるが、そこで出会った人たちのことを語っていこう。
・爆音の屁
爆音の屁を1日何十回とぶちかます人間が居る。
というか記事を書いている今も、向かい側で「ブウッ!!!」と盛大にぶちかましてきた。(いいかげんにしろよ?😊)
まだ救いなのは、病室は患者ごとにカーテンで仕切られているので臭気がこちらに届いてはいないことだが………凄まじく不快だ。
いやもちろんこれが寝たきりの人とかならまだ許せる。
しかしここは比較的状態の良い患者が集まる病室であり、彼も自分一人でトイレに1日10回は行けるような人間なのだ。(多くね?)
ならもうトイレでやってくれ。
もしくはなんかこう……うまいこと音を消してくれ。
まあガスを出すというのは健康上大事なことではあるのだが、彼の爆音はあまりにも可愛げがない。とても攻撃的で独善的なのだ。
集団生活の配慮というものを少しくらいは感じさせてほしいものである。
なにやらこの人は四六時中なにかを飲み食いしている音がカーテン越しに聞こえているので、その影響なのかもしれないな……。
(でも血糖値やインスリンがどうのとか言ってた気がするが、この人こんな飲み食いしちゃってて良いのだろうか?)
とにかく、毎日毎日他人の爆音の屁を聞かせられる生活は勘弁してほしいよ……。
・独り言がすごい
これは入院してから驚いたことなのだが、独り言を喋る人がかなり多い。
考えていることが口から漏れ出てしまうのか、他の人に自分の考えを知らせたいのか何なのか知らないが、とにかくことあるごとに彼らは喋っている。
割合としては、病室で出会った約10人のうち4人くらいがこんな感じだったので結構なもんである。
なおこの4人は40~60代の人なので、認知症による独り言というわけでもなさそうだ。
そういえば「ずっと一人で生活していると独り言が多くなる」なんて説があったな……でもあれは微妙か。
それが本当なら万年一人暮らしの自分は独り言だらけになってそうだが、そんなことはないし。(スーパーやAlexaで声を出しているおかげか…?)
なにはともあれ、同じ病室だとどんな小声だろうが普通に聞こえているので、出来れば口を閉じてほしいかな……。
・ゲップがすごい
1日中ゲップをしている人がいる。
いやこれに関しては確実に何かの病気だと思うのだが(呑気症?)、まあ気にならないといえば嘘になるのが正直なところ。
屁と独り言とゲップに挟まれて、私の精神はもう限界です。
しかし個室に移動するとなると、追加料金6000円~がかかってしまう。
(というかここのフロアに個室なんてあったか…?)
なんにせよ困ったものだ。
ずっと一人暮らしで静寂を良しとしてきた自分にとって、これはあまりにも過酷……!
というかよくそんな人間が1ヶ月も過ごせたもんである。
・いびきがすごすぎる
病室で響き渡るいびきの合唱会に関しては、一時期は慣れるかもなんて思っていたが、やっぱりレベルによっては無理かもしれない。
先日、本気で「削岩機か?」と思うレベルの凄まじいいびきを毎晩解き放つ化け物が病室にやって来たときは、睡眠時間が4時間になった。(限界の睡魔が来るまで本当に眠れない)
病室で今まで遭遇してきた人たちのいびきなんて比較にならない本当の化け物が世の中には居るんだなと実感した次第だ。
そしてさすがの自分も耐えられないことを悟り、3日目にはリュックになぜか入っていたガチ耳栓を使用したのは言うまでもない。
(数に限りがあるのであまり使いたくはないのだが、今が使い所さんだと思った)
その後、耳栓が尽きる前にその人は無事退院してくれたので助かったが、まさかの入院中に睡眠不足で体調悪化するところだった。
まあいびきに関しては本人に自覚がない場合もあるし、治そうと思ってすぐどうにかなるもんでもないのが本当に困りものだ。
同じ部屋での共同生活って大変だなホント……。
そんなこんなで先日のトイレ問題も含め、よくよく考えてみると入院生活ってキツイんじゃないかと思えてきた自分がいる。
いや看護師さんの対応や生活面では本当に何ら問題ないのだが、患者によるあれこれが全ての問題を生むというのが今回の入院生活で自分が学んだことだ。
(もちろんここでは言えないことも色々あるよ!!)
……でも、実は救いはある。
次に行くリハビリ病院がついに決まりそうなのだ。
そしてなんと、そこは全てのリハビリ患者が完全個室だという。
もう少し……もう少し耐え忍べば個室だよ……!!
と、そんなことを考えていたら、「今の病院であと3週間は過ごそうか😊」というありがたい言葉をさきほど先生からいただいた。
いやっ、ここに居るのは1ヶ月くらいと聞いていたのですが……!?
……今後もどんな猛者が病室に来るかに怯えつつ、追加の約1ヶ月を耐える戦いが始まる。
こんなにも健康の大事さを実感することになるとはね……。
皆さんは入院なんて絶対にしないように気をつけていただきたい。
「静かに寝られる」というそれだけのことが幸せだったんだなと気づくきっかけとしては、入院生活は代償があまりにもデカすぎる。
どうかご安全に……!!
(トップ画像は謎のイケオジです)