
【朗報】自販機、当たる。
最近はリハビリ時間以外での階段トレーニングがOKになったので、暇なときは階段に行っている。
ポッドキャストを消化しつつ、あまり人のこない静かな階段を登り降りするのは、なんだか気分がいいものだ。
なによりこれが自分の膝の回復や未来の登山につながっていると思えば、自然とやる気も湧いてくる。
なお手すりがあれば階段を登るのはそこそこいける感じなのだが、降りるときが非常に難しかったりする。
右足を下ろした際に、左足が勝手に『カックン!』と折れ曲がる謎の挙動が発生するのだ。
おそらくは膝を支える筋力が落ちすぎているため、曲がる動作の際に体を支えきれていないのだろう。
登山を想定した場合、まともだった頃すら下山時の足の弱り具合は酷かったのを覚えているので、この左足の状態で疲労が積み重なったら、下山時は非常にまずいことになるだろう。
やはり登山までは相当先が長そうだな……。
そんなこんなで5階分くらい歩いたので、ご褒美に自販機へ向かうことにする。
(今日は甘いものがいいな…)なんてことを考えながら、いつもとは違う階の自販機を使うことにした。
まさかの同じ病院内でも階層で値段が違うことに衝撃を受けつつ、140円の微糖コーヒー(つめたい)を購入。
もちろん歯に染みるとかそういう思考は抜け出ていた。自分は運動をするとIQが3になるのだ。
『ピピピピ……』
いつものように「いやその止まり方はおかしいだろ」と言いたくなる自販機の抽選ルーレットが回り始める。(7775 → 7776 → 7778 みたいに動く)
なお、このルーレットの当たり確率については以前記事にしたが、大体100分の1である可能性が高い。
まあこの3ヶ月ほぼ毎日数回利用しているが、未だに当たったことはないんだけども……。
『ピーーッ!!』
!!?
自販機がいまだかつて聞いたことのない奇声をあげた。
まさかと思いルーレット部分を見ると、そこにはなんと『7777』の表示が!?
そして一斉に点灯する各種飲み物のボタン!!
そう、ルーレットが当たった場合は、買った商品の値段以下の飲み物が交換対象になるのだ。
微糖コーヒーは「140円」というこの自販機のほぼ最大金額だったため、大半のボタンが点灯することになったわけである。
いやしかし、まさか当たると思ってなかったから全然決められんぞ!?
選択肢が多すぎる!!
だが当たり商品の引き換え時間はたった30秒!!
即座に決めねば権利が消失してしまう!!!
う、うわあああぁぁ!!! (ポチッ)

そんなわけで、こちらが微糖コーヒーとカルピスウォーターである。
……焦ったとき、人は無難な選択をしてしまうものなのかもしれない。
たまに買ってたからね、カルピスウォーター……。(120円)
そういえば、モバイルSuicaは利用履歴を見ることができるのだ。
果たして何本買って当たりが出ていたのかを調査してみよう。

自販機での決済だと思われるものを数えてみると、合計68回だった。
なお自分はたまに小銭でも自販機を利用していたため、プラス10回くらいはここに加算するべきだろう。
となると、約80本の購入で当たりが出たという感じだろうか。
100本に1回は当たるのが基準だとすると、自分はちょっとだけラッキーだったといえる。
へへ……!!
そんなわけで、自販機はちゃんと当たります!!
いつ来るのかと思っていたが、なにやら唐突に来た。
いやしかし、予習をしておいて本当に良かったと思う。
実際当たった瞬間は、「あ、スマホで撮らなきゃ」という発想が一瞬頭に浮かんでいたのだ。
だが予習のおかげで、「そんなことしてたら権利が消失するぞ!?」という思考が即座に浮かび上がり、事なきを得た。
ありがとう、予習しておいてくれた過去の自分よ。
当たりは突然やってくる。
皆さんも権利の消失にはお気をつけくださいね……!
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