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骨折してから”転ぶシーン”が気になってしょうがない件と、『リコール機能』について

これから話すのはかなり個人的なことなのだが、そのうち忘れそうな気もするので記事にしておこうと思う。

それはタイトルの通り、骨折してから『転ぶシーン』が気になってしょうがない件についてだ。

何を言っているかわからないと思うが、自分も何が起きたのやらである。


さて、暇なとき(未来を考えたら暇なんて無いはずなのだが)に数多の映画やアニメを見ている自分だが、なんというか世の映像作品には何かと転んでいるシーンがある事に気づいた。

・話しかけられたことにびっくりしてドターン!!

・なんでもないところで急にドターン!!

・リアクション的にドターン!!

・とにかくなんか慌ててドターン!!!

転倒シーン集

……いやまあこんなのは様式美のようなものなので、何を今更という感じではある。

だがしかし、ちょっと転んだだけでもう3ヶ月も入院する羽目になっている今の自分にとっては、こういうシーンが気になって仕方がないのだ。

そう、転ぶのはヤバい

打ち所が悪ければ人間は簡単に骨折するし、自分のように最悪な部位だった場合は入院だけで一つの季節が失われることになるのである。

さらにはその後の後遺症の長さまで考えると、転ぶということの恐ろしさはそれを知らなかった頃とはまるで違うものとなっている。

気楽にコケちゃってるけど、本当に大丈夫? 怪我してない?

現実には存在しないキャラクターを心配する毎日である。


しかしまさか自分が骨折をしたことでこんな心境の変化があるとは。

やはり事故などで今までなかった視点を得るのは、ある意味で恐怖対象を増やすということでもあるのかもしれない。

とはいえ過去に手首を軽く骨折したときにはこんな心境の変化はなかったので、『人生が変わるレベルの酷い怪我を負うこと』が条件なのかもだ。

また新しい知識を得たなと思うと同時に、(ある種のPTSDなのでは…?)と思わなくもないけど。


まあこういう風に思うようになったからといって「俺の救済のために転ぶシーンを全ての映像作品から排除しろォ!!」なんて叫びだす過激派ではないので安心してほしい。

転ぶシーンを描くのは人類に許された自由である……!



しかしなんというか、転ぶシーンはここ最近ずっと気になっていたことではあれど、具体的にどんな作品に出てきたのかというと全然浮かんでこなかった自分がいる。

もちろん動画サイトなどで「アニメ 転倒」などで調べれば色々なシーンが出てくるが、その多くは実際に自分が見て気になったものではなかった。

……なんだか思い出せないのが悔しいな。

検索したら出てきた寿司のシーン
(ハチワレって痛覚なさそう)


そんなとき偶然見ていたニュースにて、Copilot+PCの「リコール機能」という存在を知った。

この機能は、いわば「自分の行動履歴をあとから検索できる」というものだ。

仕組みとしては、PCを操作している間は一定間隔でスクリーンショットが撮影されており、そのスクリーンショットに記載されたテキスト情報AIによる画像認識の読み取り結果を利用することで、自分がそのPCで過去にどんなことをしていたかを検索できちゃうのである。


例えば、「昨日の夜に見たアニメってなんだったっけ…?」という場合には、スクリーンショットの時刻等を元にして、昨日の夜に見ていたものを探ることができる。

まあこの程度の用途ならブラウザの検索履歴でもできるかもしれないが、先ほど述べたテキスト検索や画像認識による結果を使えば……

・「”飛行機”という文字列が出てきた場面
・「青髪のキャラクターが出た場面

などのざっくりした指定で自分の行動履歴を辿ることが可能になるのだ。


とはいえ、これは始まったばかりのサービスであり、オフラインでも使用可能という関係上、検索精度はまだまだ微妙らしい。

だがこれが進化していけば、「ここ一ヶ月で見た映像作品の中の転倒シーン」みたいに検索をかけるだけで、自分がいかに転倒シーンに遭遇していたか(あるいは思った以上に遭遇してなかったか)がはっきり示されるようになることだろう。

うーむ、便利になる日は近そうだ……!!



今のところ自分はArmアーキテクチャのWindowsPCを買おうとはあまり思えていないが、既存ソフトの互換性が良い感じになったら手を出すのもありかもしれない。

正直今まで紹介されていた多くのAI機能は全然惹かれないものばかりだったのだが、この「リコール機能」にはかなり可能性を感じる。


すっかりノートPCはMacBookに頼るようになった自分としては、Apple Intelligenceにも是非ともこういう機能を実装してもらって、自分のよわよわな記憶力を補助してくれるようになってくれたら良いなと思う。

AI開発に出遅れた感があると言われているAppleだが、2025年は日本語でもサービスが開始するとのことなので、頑張ってほしいものだ。

早く来い、未来……!!


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aosagi
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