【つながる旅行記#295】福岡のポテンシャルを見せつけられつつ、またも起きる悲劇【海の中道】
前回は志賀島に渡って作りかけの金印公園を見たりしつつ、またパンクした。
しかしその困難も無事に乗り越え、自分はまた走り出す。
「海ノ中道」へ向かって……!
志賀島の観光はどうしたのかって?
いやなんかこう……
パンクでテンション下がっちゃって……。
まあそれにほら、志賀島につながる道とかも見ておきたかったし!!
そんなわけで、海の中道海岸を走る。
この旅行の時期は真夏だったわけだが、もう海水浴客がすごいことになっていた。
一部の人は水の力で空飛んでるし。
田舎者にはわからないアクティビティが福岡には当たり前にあるのだ。
しかし綺麗な海岸まで都会近くに完備だと……?
福岡の可能性をこんなところでも見せつけられるとは。
しかしこの道、素晴らしい開放感だ。
ちょっと船に乗ったらこんな場所に来れてしまうのは素晴らしい。
休日には気分転換にここを自転車で走るなんてのも楽しそうである。
走っていたらサイクリングセンターなんていう場所もあった。
というか子供たち大興奮のパーク的なものもあったりと本当に隙がない。
このまま都市部までサイクリングしちゃうのもありか……?
行き当たりばったり過ぎる気もするが、自分は車に乗ることもないので、この風景を楽しめるのは今しかないのかもしれない。
それにまあ、この辺はもう香椎線が通っているので、疲れたら自転車を輪行袋に入れて電車に乗ればいいのだ。
おいおい……
折りたたみ自転車って最高なんじゃないか……!?
プシュ〜〜〜〜。
……絶対に聞きたくない音がした。
そして即座に感じる弾力を失った後輪。
本日2回目のパンクである。
……なんなの?(憤怒)
いや、普通に考えられるのは「パンク修理に失敗していた」とかだろう。
なにせ自分は説明書片手にどうにかこうにか修理しただけで、修理のプロでもなんでもないのだ。
もちろんタイヤ部分に何か残ってないかとか、調べたネット知識を駆使して気をつけはしたものの、見落としがあったのかもしれない。
……パンクの状況を確認する。
するとなんと、タイヤではなくバルブの根本が裂けていたのだ!!
もうこの部分におきた問題は自分には修理不可能である。
今回持ってきたパンク修理キットでは無理だし、替えのチューブもない。
しかし今までの人生でパンクなんて全然経験してこなかったのに、自分で自転車を管理し始めた途端、この短期間に3回もパンクとは。
これは心が折れるぞ……。
ロケットの打ち上げ(大嘘)を見ながら、しばしたそがれる。
ちなみに「たそがれる」はこういうときに使うのは誤用なのだが、そんなことすらどうでもいい。
ああ、自転車って維持管理大変なんだな……。
そして今度は水の力とかじゃなく、ガチで空を飛んでいる集団に遭遇。
(福岡の遊びのバリエーションヤバくないか?)
はい、というわけで福岡城跡にやってまいりました。
もちろん電車やバスを利用したのは言うまでもない。
(輪行ってホント便利)
なんで福岡城に来たのかといえば、福岡城のすぐそこにローロサイクルワークス福岡があるからである。
ここはなんと小径・折り畳み自転車専門店というあまりにもベストな店なのだ。
もちろん自分のブロンプトンも余裕で修理可能となっている。
存在してくれてありがとう……!!
まあそんなわけで自転車の修理はプロに任せて、自分は福岡城に散歩に来たわけです。
……しかしおかしいな。
今日は志賀島を満喫する一日で気分良く終わるはずだったのだが……?
入口すぐの前来た時に満開だった桜はすっかり緑色になっていた。
季節の流れを感じる。
以前学んだ鴻臚館は営業時間外。
しかし自分の人生で全く関わらないと思っていた福岡も、すっかり馴染みを感じる場所が増えた。
というか、旅行をする中で自分の地元よりもしっくり来る場所が日本各地にいっぱいできたなと本当に思う。
自分は元々あまり地元に居たいと思わない人間だったのもあるが、こんなにも世の中には良い場所があるんだなと知れたのは大きい。
住む場所というのはやはり大事だし、自分に適した場所に住まないことは不幸なんじゃないか……?
もし地元にずっといたら、自分はどうなっていたんだろう。
まあ「ニート→稚内行き」というわけのわからないことになった今の人生よりも、地元を出ないほうが安定した普通の暮らしが出来ていた可能性は十分考えられそうな気もするが……。
……いや、選ばなかった未来を深く考えるのはやめておこう。
これが自分の選んだ人生なのだから。
・・・
自転車そろそろ直りましたかね……?
無事に自転車を受け取りつつ、次回へ続く!!
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