ホタルックで思い出したUPSについて
賃貸物件に入居したとき、明らかに前の人が使っていたであろうものが残っていることがある。
うちの場合は部屋の各所に付けられた突っ張り棒や、トイレの電球、そしてキッチンの蛍光灯だった。
だが最近、そのキッチンの蛍光灯がチカチカしていることに気づいた。
いつから付けられているのかわからない蛍光灯である。
もう寿命が近いのかも知れない。
そう思った自分は、先んじて蛍光灯を購入しておくことにした。
あれこれ検索した結果、選んだのはホタルックα。
1100円という値段も手頃だったのだが、何より面白そうだなと思ったのは、電気を消したあと、しばらくほのかに光るという特性だ。
せっかくだしこういう面白いものを買ったほうがテンションが上がる。
そしてそもそもこれは、「急な停電で真っ暗になっても、ほのかに光ってくれるので焦らないで済む」という実用性がある機能なのだ。
実際に試してみると、下の画像のような感じになった。
この良い感じの色合いのおかげで、電気を消したときに毎回ちょっとだけ楽しくなる。
これは良い商品に出会えたなあ!
……なお、チカチカしてたのは電気ケトルの消費電力によるものらしく、
蛍光灯を変えた意味は全くなかったという衝撃の事実が今さっき発覚した。
……まあ綺麗だからOKってことで!!
このホタルックのように、少しの間だけ猶予を与えてくれる商品というものが世の中にはある。
自分が今回の件で思い出したのは、UPS(無停電電源装置)だ。
UPSは、主にデスクトップPCを使う人が使用する機材である。
例えば突然の停電が起きた場合、デスクトップPCはバッテリーを内蔵していないため、即座に「ブチィ!!」と電源が切れる。
これがもうデスクトップPCにとっては超最悪で、作業データを失うとかいうレベルではなく、場合によってはPC本体が壊れる。
しかしPCとコンセントの間にUPSを挟んでおけば、UPSの中にあるバッテリーによってデスクトップPCを少しだけ使えるので、データ保存やシャットダウンの時間を稼ぐことが出来るのだ。
そして話によると、UPSはコンセントからの電圧を調整してくれる機能もある。
電気なんてみんな同じものだと自分は思っていたが、どうやら安定しない電圧は機材に悪影響をもたらすようなのだ。
例えば頻繁に停電する途上国などは、そもそもの電圧も不安定なので、UPSのような機材を使うことでPCの故障率も下げることが出来るとかなんとか。
初めてUPSを知ったときは、「こんな製品も世の中にはあるんだなぁ」と感心したのを覚えている。
自分は今の賃貸に引っ越してきて2年ほど経つが、2〜3回くらいは停電を経験している。
そして停電で一度でもPCの「ブチィ!!」を経験してしまうと、雷が鳴り始めた状況でデスクトップPCを使うのが怖くなってしまうものなのだ。
そんな流れで調べた結果、行き着いたのがUPSだったのである。
「じゃあ当然UPS買ったんですよね?」という質問に対しての答えは…
「NO」である。
いやほら、調べたら値段高いし、デカいんだもん……。
そう、自分は結果として、停電対策にバッテリーのついているノートPCを買うことにしたのだ。(対策とは?)
その結果やってきたのが、あの中古のMacBookAirである。
M1 MacBookAirが来てからというもの、デスクトップPCの使用頻度はかなり少なくなり、それによって消費電力が激減している。
もはや大雨の日どころか、晴れの日だろうがMacBookを使っているくらいだ。
自分の場合、文章系はMacBookで、凝ったことはデスクトップ(Windows)で、という感じで使い分けていこうかなと考えている。
なんとなくAI関連はWindows有利な雰囲気を感じるので、やはり両刀使いであるに越したことはない気がするのだ。
(正直ChatGPTで遊んでる分には、OSの違いとか全然関係ないけど)
というわけで、
突然の停電によるデスクトップPCのアクシデント対策は全然できてない。
しかし代わりにMacBookを買うきっかけになり、明らかに生活が変わった。
『風が吹けば桶屋が儲かる』なんていうが、
今回は「停電の恐怖がwindowsユーザーにMacBookを買わせた」わけだ。
世の中本当に、何がどうなるかわからないものだなぁ……。
UPS、プロのPCユーザーの方はご検討を。
(もう持ってそうだけど)