旅行先のビジネスホテルでのPCリモート実験の記録【Mac↔Windows】
この前久々に東京へ行った際に、東横インに泊まった。
ビジネスホテルとしてはメジャーな東横インだが、今回このホテルを選んだのには理由がある。
以前記事にした、
『SwitchBotなどを使用しての家のデスクトップPC遠隔起動』。
これが本当に可能かどうか、メジャーなホテルで実験したかったのだ。
正直なところ、自分はあまり東横インは使ってこなかった。
基本ホテルは風呂とベッドがあればいいと思っている自分にとって、東横インの価格はちょっと高いのだ。(便利な立地なのはわかるけども)
まあ普段使わないからこそ、色々と発見があって面白い。
それではコーヒータイムもそこそこに、実験開始といこう。
MacBookでChromeリモートデスクトップアプリを起動して……
そして、スマホのSwitchBotで家のPCのスイッチを押す。
そう、今回のテストのために、スマホアプリでONの操作をすれば家のPCの電源スイッチを押すようにセッティングをしてあるのだ。
家のデスクトップPCの様子はこんな感じ↓
なんかもう見た目が大変なことになっているが、成功率を100%にするにはこれしかなかった。(自分の発想力の限界)
なにせ位置が少しでもズレたら起動に失敗するので、SwitchBotはマステで固定した上で本体に3kgの重りを乗せ、微動だにしない状態にしてある。
また、電源スイッチも小さくて無駄に押しにくいので、消しゴムを加工した物体をスイッチ部分に固定して、とても押しやすくした。
まあ見た目はどうでもいいのだ。動きさえすれば。
そして、自分のデスクトップPCは最近非常にエラーでの終了が多いので、ブルースクリーンからの長押しの強制終了が必要な場合も考えられる。
そういうとき状況把握のために、赤外線対応の監視カメラも設置してきた。
カメラでチェックすれば、ゲーミングPC特有の無駄な光で家のPCの起動状態を把握できるわけだ。
完璧すぎる計画に震える……!
で、結論から言えば無事に繋がったし、
有線接続なら遅延もまだ許せる範囲ではあった。
もちろん遠隔でゲームなんて絶対不可能なレベルの遅延は常に発生しているのだが、なにか指示を出して出力結果を共有するくらいならそれも問題ない。
……だが、遅延よりもまずい大問題が発生していた。
表示が小さすぎてまともに操作できない!!
これがどういう状態なのかというと、自宅のフルHDモニタと4Kモニタが両方とも1画面に表示されているせいでこんなことになっているのだ。
いや、実はこうなることは自宅での事前テストで知っていた。
じゃあなんで本番でこんな惨状になってるのかといえば、単純に家を出るときに4Kモニタの電源を落としてくることを忘れたからである。
(リモート時はフルHDモニタだけにするつもりだったのに……!)
そして、自分の知能ではこの状態からモニタを減らす方法がわからない。
・・・
まあいいか。テストは成功したってことで……。
そういえば監視カメラはどうなっているだろうか。
監視カメラの映像をチェックすると、誰もいない自分の部屋でしっかりとゲーミングな光を発するPCを見ることができた。
うん、監視カメラの遠隔チェックテストもできたので良しとしよう。
それではリモートアプリ経由で家のPCのシャットダウン操作をして……
リモート実験終わり!!
そんなわけで、うまくいったけどうまくいかなかった。
「年末に実家に帰っている間も家のPCが使いたい」と思って試したリモート実験だが、リモートではマルチモニタは仇になるようだ。
とはいえこんな挙動をどうにかできないわけが思うので、解決策はあるはずだ。年末までにしっかり調べておかねば。
(あるいは4Kモニタをしっかり切断して家を出よう)
そしてこのリモート実験には後日談がある。
ホテルでの実験を終えて、
その後観光を楽しんだ自分が家に帰ってみると……
そこには唸りを上げるデスクトップPCの姿が!!
……電源、切れてなかったみたい。
リモート後にはしっかりシャットダウンしたかを確認しよう。
あとスクリーンセーバーやスリープが発動しなかった理由は謎である。
リモートだと効かなくなるとか……?
新しい実験には失敗がつきものということで、またいくつも学びを得た。
そして夏場だったら日中の高温でPCが死んでいたかもしれない。
季節が秋で本当に良かった。
すっかり自分の中の好きな季節が涼しい季節に変化した2023年。
来年は涼しい夏になることを願いたい。