鍵穴には鍵穴用の潤滑剤があると聞いて使ってみる【キーメイト】
最近のつながる旅行記を見ていただいた方は、「こいつどんだけパンクさせとんねん」という感想を抱いたことだと思うが、実際自分もなんだこれと思いつつ書いている。
思えば最近もパンクしてたし……。
しかしながら、相棒は2017年の購入から未だに活躍してくれているのだ。
それにあれ以降パンクした回数が多いかといえば………
・・・・・・
まあそんな話はいいじゃないか。 (逃げ)
話は変わるが、この前自分は駐輪場に自転車があるのに動かせない危機に陥った。
理由は自転車のチェーンロックの鍵穴がガチガチで、鍵穴にキーを挿そうが全然回りゃしない状態になったからである。
(自転車もキーもあるのに自転車が使えないとかどういうことなの…)
その後、数分間ガチャガチャやってたらどうにか動いてくれたのだが、こんな恐ろしい状況はなんとかしなければならない。
実はこの鍵、2017年の相棒の購入と同時期に買ったABUSのチェーンロックで、「これなら悪いやつに破壊されるまで20分はもちますよ!!」という店員さんの言葉を信じて購入に至った思い出の品だ。
(破られない鍵はないという学びも得た)
なんだかんだで7年使えたならいいかとも思いつつ、まだ全然モノとしては使えるので、ここは鍵穴を復活させたいと思う。
そして自分は風の噂で、『こういうときにCRC5-56を使うと鍵穴が死ぬ』という情報を知っていたのだ。
なので我が家にある自転車整備用の潤滑剤は使えない。
ということで、鍵穴には専用の潤滑剤を使わなければいけないのだ。
「そんなもの買っても他で使うことないだろ」と思いつつも、このチェーンロックは4000円もしたことを思い出し、自分は専用潤滑剤の購入に踏み切ったのだった。
同じものを長く使う。
これもまたSDGsである!(言いたいだけ)
そんなわけでこちらがそこそこ評価も高くて安かった、鍵穴専用潤滑剤のキーメイトだ。
ボロンナイトライドとかいう謎の物質が含まれているらしい。
で、鍵穴にキーをちょっとだけ挿してこじ開けつつ、0.5秒ほど内部にスプレーを吹き込んだのが上の画像の状態である。
聞いていたとおり、なんだか修正液みたいに白い液体だ。
これがボロンナイトライドとやらだろうか?
ボロンナイトライドとは、窒化ホウ素で層状セラミックらしい。
そういえば解決策を探していた時に、「鉛筆の粉を入れれば直る」なんてものがあったな。
これは、同じく層状構造を持つ黒鉛(グラファイト)の特性を利用したテクニックだったのか……!
(まあそれやっても直らなかったんだけど)
そしてAmazonのとあるレビューではこの白さに対して、
という衝撃の低評価レビューがあって面白かった。
(販売側としてはこんなレビュー勘弁してくれと思ってそうだけども)
ところでキーメイトの効果の程はというと、見事に鍵穴が復活した。
さっきまでガッチガチで渋かった鍵穴が嘘のよう。
もうスルスル開きまくりである。
そして液体成分は蒸発し、あとには白い粉が残った。
これがスベスベ効果を保つ物質ということなのだろう。
ただ、わりとキーの方にも白いものが残るし、鍵穴の中にいっぱい白いものが入っている状態なので、鍵穴にキーを挿すたびに白いものが付着する。
なのでロックしたあとにキーをポケットに忍ばせたりする際は、ズボンを汚す可能性に注意しなければならないかもしれない。
まあグリスとかじゃなくて粉なので、叩けば落ちるけども。
ふむ……
これ透明にならんのか?
はっ!!
気づけば低評価の人と同じ発想に!?
いやまあ鍵穴専用潤滑剤はこういうものらしいので大人しく受け入れましょう。
しかしこれで4000円のチェーンロックはまだまだ使えそうだ。
良かった良かった。
また、ついでに家の鍵穴にも吹きかけておいた。
最近はほぼスマートロックで開けるので鍵を挿すこと自体がなくなっているものの、もしもの時に鍵すら使えなかったら完全に詰みなのだ。
整備しておくに越したことはない。
……これはある意味で良いきっかけだったのかもしれないな。
そんなわけで、皆さんも鍵穴には専用の潤滑剤を使いましょうね!!