『PlayMemories Online』が終わると聞いて画像を受け取りに行ったら、13年前のクリスマスの画像が…!?【思い出巡り】
『PlayMemories Online』が終わるらしい。
とはいえ、ソニー製品を使っていない人はあんまり知らないかもしれない。
PlayMemories Onlineは、ソニーの写真・動画クラウド保存サービスだ。
保存容量は1920x1920ピクセルの画像なら無制限。
それ以外だと合計5GBまで。
自分が最初に使ったのは、たしかPS3の頃だろうか……?
正直、あんまりしっかりと使った記憶はない。
なのでPlayMemories Onlineに保存した写真や動画がどれだけあるのかはわからないのだが、念のためにデータを引き取りに行こう。
もしかしたら掘り出し物があるかもしれないし。
そんなわけで謎のクイズを解かされたりしつつ、PlayMemories Onlineにアクセス。
さてさて、何が入ってるかな……?
まさかの13年前(2010)のデータがある!?
しかもクリスマス!!
(そしてたった4枚)
思えばこの頃の自分はまだスマホじゃないし、まともに写真が残っていることがもはや奇跡だ。(ガラケーの写真は画質が酷いので使っていない)
となると、当時の自分はコンデジでも持っていたのだろうか?
もはやそんなことすら思い出せない13年という歳月……!
いや、画像のExif情報には見事に当時の撮影状況も記録されていた。
使用していたのはCASIOのEX-Z1らしい。
あ~……持ってた気がする!!
小さくて持ち歩きが楽なやつ!
それではせっかくなので問題の4枚の画像を見ていこう。
果たして13年前の自分はクリスマスをどう過ごしていたのか。
……なるほど。
当時の自分はクリスマスの21時に何を思ったのか遠出の準備をし、花の苑地という場所に向かったらしい。
どこだそれは??
『城山ダム』……?
えっ、もしかしてこれ……
『思い出しちゃいけない記憶』だったりする?
どう考えてもクリスマスの夜中にダムに行くというのは正気の沙汰ではない。
そして自分はいじめられていたことを解離性健忘で消滅させて、いじめの実行犯と仲良く遊んでた人間である。
つまり、辛いことがあったら記憶から消滅させるという前例があるのだ。
この日の深掘りは危険な気がする……!
次の写真にいこう!
この写真は東京の物件に住み始めた直後の写真だ。
「清掃業者が入るんで綺麗になりますよ^^」とか不動産屋が言ってたのが大嘘で、エアコンの上は前の住人のタバコのヤニで大変なことになっていた。
というかもう部屋全体がヤニだらけで、壁からのタバコ臭がすごかった。
数日かけて部屋全体を拭き上げて、ニオイを消滅させたんだっけ……。
あの頃は腹立たしくて仕方なかったが、こうして画像を見ると思い出が蘇ってきてなんだかちょっと良いかも……?
(全く良い思い出ではないが)
!!!
これは!!
山梨を深夜徘徊したときの写真じゃないか!!
つながる旅行記#2で書いてからというもの、わりと何度も擦ってきた深夜徘徊ネタだが、実はその画像データがどこにも存在しなかったのだ。
自分はてっきりVitaのカメラで撮影して、故障とともに失われたと思っていたのだが、実際はCASIOのカメラで撮っていたとは!
そしてその画像を唯一、PlayMemories Onlineだけが保存してくれていたのである。
おいおい……!
ありがとうソニー!!
ああ……そう、これだよ! この白い塊!!
これこそあの日、極寒の1月3日の夜中に見た物体である。
やっぱり画像残すって大事!!
ああ……もう感無量だよ。
ありがとうソニー。
失われたと思っていた画像にまさかまた出会えるとは思わなかった。
蘇ってくるあの日の記憶にただただ感謝。
こんなことってあるんだな……。
……さて、今回残念ながらソニーがサービスを終了したのも、それに変わるサービスを提供しようとしているからだ。
それが「Creators’ Cloud」。
写真や動画をアップロードして、AIの力で編集したりできるらしい。
これは基本容量は5GBで、ソニー製の最近のカメラを登録すれば20GBプラスされるが、あとは課金して増やすようだ。(500GBまで)
自分は今までに3つのソニー製カメラを使ってきたが、最近の機種ではないので20GBは貰えない。 悔しい。
そしてOnlineがなくなるのはともかくとして、PlayMemories Homeという写真管理ソフトを自分は使っており、これが使えなくなるとしたら問題だ。
つながる旅行記で画像を探す際に、これがなかなか重宝していたのだ。
なんだか使えなくなりそうな気配だし、これは乗り換え先を考えなければいけないかもしれない。
サービスが終了したり、大規模に変化されたりするとやっぱり大変だ。
まあでも、今回はもう見れないと思っていた画像が見れたので良かった。
当時PlayMemories Onlineにアップロードした自分に拍手を送ろう。
過去の自分はたまに良い仕事をするのだ。
そんなわけで、自分のように思わぬ掘り出し物があるかもしれないし、PlayMemories Onlineを使っていた方は期限までにデータを引き出しておくことをおすすめする。
また、PlayMemories Onlineのコンテンツを引き出すためのツールも公式で提供されているので、それを使えばあとはソフトを起動して待つだけだ。
アップロードしてある容量にもよると思うので、作業時間には余裕を持って臨んで欲しい。
では、ソニーの新しいサービスに期待しつつ、今は残りの画像を見て思い出に浸ろうと思う。
そしてやっぱり、画像はたくさん残しておいた方がいいなと思った。
今の若者には、保存場所についてもしっかり記録に残しつつ、膨大なデータを貯めていってほしいものだ。
きっとそれは後に輝き出すから……!