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【つながる旅行記#325】橋橋橋橋!!の『はりまや橋』で、橋成分を存分に補充する【日本三大がっかり名所】
前回は高知よさこい情報交流館で、よさこいとYOSAKOIでGreeeeNだった。
そしてこの近くにあるという日本三大がっかり名所である『はりまやばし』を目指したのだが……?
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……いやこりゃあ間違いなく『はりまやばし』だ。
まさかの商店街の中にあるとは思わなかったが、これは……。
札幌時計台は楽しめた自分だが、流石にこれにはがっかりと言わざるをない。(ミニチュア的かわいさは感じるけど)
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……というのはもちろん冗談である。
本物の『はりまや橋』は横断歩道を渡った先に存在するので安心して欲しい。
もちろんさっき商店街で見たのはレプリカで……(いや、あれもあれでなんであんなところに置いてあったんだ…?)
謎は更に深まった。
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おぉ……!!
こんなにわかりやすく案内表示まであるじゃないか。
札幌時計台にはこんなものはなかった気がするし、やっぱりそれほどがっかり名所じゃない可能性が高まったと言える。
楽しみになってきたぞ……!
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おや、赤い橋だ。
・・・
えっ、いやまさか……!?
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そう、これが『はりまや橋』なのである。
いや小さすぎるだろという話なわけだが、ここを渡る人はみんな写真を撮っていくので、どうやらガチでこの橋だ。
(こ、これは相当ながっかり名所なのでは……!?)
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うーむ……。
大きさ的には三途の川の橋(恐山)と大差無さそうだが、なにせ恐山の橋は斜度がエグかったし、三途の川というアピールポイントもあった。
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果たしてこの『はりまや橋』にはどんなエピソードがあるんだろう……?
がっかりとは言われつつも名所扱いなのだから、何かあるはずだ。
そう思いつつGoogleマップを見ると、『恋物語で有名』という記述を発見。
だがそんなことより、『はりまや橋(明治)』をすぐ近くに発見してしまって理解が追いつかない!!
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は、はりまや橋は一つではないのか……!?
そうなのだ。
どうやら調べによると、『はりまや橋』は4つ存在するのである!!
①赤いはりまや橋(1998年に図面を元にして作った1/2模型)
②明治末期のはりまや橋(1998年に今の位置へ移設した明治の橋)
③はりまや橋の欄干(1997年に地下通路に移設された昭和期の欄干)
④戦後に拡幅された現在の欄干。
なかなかに衝撃的な情報だが、③の地下通路に移動されてしまった欄干部分はともかくとして、④の現在の欄干は一体どこにあるんだろう……?
いや、実は④が写った写真を自分は既に撮影していたし、皆さんも見ていたのだ。
それがこちら……!! ↓
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いやコレなの!?
そもそも道路だし、川ですらないっていうか……!!
【播磨屋橋】
国道32号支線と、とさでん交通駅前線が通る。
かつて高知市内を流れていた堀川に架かる橋であったが、堀川は1960年代に下流を除き大半が埋め立てられ、現在ははりまや橋公園として整備されている。
そう、『はりまや橋』は今はもう存在しない川(堀川)にかかっていた橋なのだ。
橋の名前の由来を見ると……
『江戸時代、高知の豪商である播磨屋と櫃屋(ひつや)は互いに本店が堀で隔てられており、この両者の往来のために架けられた私設の橋が名称の由来である』
とのことで、始まりは利便性のために作った私設の橋だったそうだ。(名前に櫃屋要素がゼロになってるけどいいのか…?)
いずれにせよ、時代ごとのはりまや橋を4つもこの場所に集中させているくらい、地元としては大事に思っている橋なのだ。(商店街にあった『ミニはりまや橋』を入れたら5つ?)
まあとにかく、ここまで同じ橋にこだわった場所は見たことがない。
なおはりまや橋に伝わっている恋物語については、しっかり把握しようとすると長いので、各自読まれたし……!(以下のリンク内には地下通路のはりまや橋も載っているよ!)↓
そして、この恋物語が土佐の民謡『よさこい節』にも組み込まれているとのこと。
最初は利便性のための私設の橋だったが、そこに恋のエピソードが合わさって、それが更に地域の文化とつながることでここまでの存在になったわけだ。
確かに見た目のインパクトはなかったが、これは間違いなく名所と言えるんじゃないだろうか。
この世の全てのものは、名所となる可能性を秘めた存在である。
『はりまや橋』は、そんなことを教えてくれているのかもしれないね……!
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そんなわけで、駆け足だった高知の旅は終了だ。
たった1日しかなかったが、『博物館』や『高知城』、龍馬が愛した『桂浜』にもいけたし、『よさこい』についても知れたし、名所の『はりまや橋』も見ることができた。
こりゃあ十分過ぎるほどの成果と言える。
さてさて、四国巡りはまだまだ続く。
次に目指すのはうどん県、香川。
初めての場所にワクワクしつつ、さっそく移動を開始!!
(駅でとんでもないミスをしたことには気付かずに……)
次回へ続く!!
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