【大雨】冠水した地下道に突っ込むこともある
街中にある地下道って良いよなと思う。
車でいっぱいの道路で信号待ちをしなくて済むし、地下から地上の道路のあらゆる場所に出ることが出来て、雨にも濡れないだなんて……!
誰が考えたのか知らないが、本当に感謝しかない。
なおWikipediaをなんとなく読むと、最古の地下道は古代バビロンの王宮と神殿をつなぐ目的でユーフラテス川の下に設けられた地下道で、紀元前2000年ごろのものだそうだ。
(929mもあるらしいので、もはや自分の言ってる地下道の範疇ではないような気もするが)
地下道は地上に置けばいい歩道橋などよりも明らかにお金がかかる建築物で、地下なので灯火も必要になるなど色々と厄介なことが多いのだが、それでも整備してくれた場所には頭が上がらない。
……ところで、午前の天気だけ見て出かけた結果、午後の大雨に遭遇することもあるものだ。
ある日の自分は自転車で出かけた帰り道、見事な大雨に遭遇した。
まあこれはこれでテンションが上がったりする。
自分は荷物に関しては常日頃から防水ザックカバーを忍ばせてあるし、スマホも防水、靴も防水なので、雨はさほど怖くはないという理由もあるが。
問題があるとすれば、体がびっしょびしょになることだが、これも帰り道ならまあ構わない。
帰ったら風呂に速攻で入るという動機付けができてよかったとすら思う。
そんなわけでびしょびしょで変なテンションになった自分だったが、いつも通りの地下道を通って近道をすることにした。
(なんだかんだで体が冷えて風邪とかひきたくないし)
なおメガネ使用者ゆえ、メガネに貼り付いた雨粒で視界は遮られがち。
そのため、普段とは違う地下道の様子に自分は気付けなかった。
……地下道は、冠水していたのだ。
バッシャァァァア!!!!
(※自転車で水に突っ込んだ音)
「!?」
想定外の抵抗と音に何事かと驚く自分。
しかし冠水という概念は知っていたので、3秒で状況を把握。(そこそこかかる)
冠水とはいえたかだか数十センチだ。問題はない……!
……が!?
(じわじわじわ……)
「!?」
く、靴の中に、絶対に綺麗ではない水が入ってきたぞ!?
「くぅ……!!」
「あ……」
「……あぁ〜………(諦め)」
謎の水は防水機能なんぞお構いなしに靴の中を満たした。
服は洗濯機に入れればいい。しかし靴はそうもいかないのだ。
帰ってからの作業量に絶望と諦めの境地に達した自分は、そのまま謎の水の中をジャボジャボ突っ切って、家へと向かったのだった。
もう大雨のときには、地下道は選ばないよ……。
そんな今まで生きてきて初めての冠水体験記。
まあ自分が体験したのは数十センチというレベルではあれど、その後が面倒くささの極みだったのは言うまでもない。
謎の水に満たされた靴をバラして綺麗にしたのはもちろんだが、自転車も雨の後は整備しないと一瞬で錆びるので、その日の余暇時間は見事に消滅した。
……これからは本当に気をつけたいと思う。
なお車の冠水に関しては、ガソリン車よりもEVの方が強かったりするらしい。
日産はEVで水深70cmのテストまで行っているということで、なんだか意外に思える結果だ。
とはいえ日産的にはあくまでも緊急時の最終手段として考えて欲しいとのこと。
そもそもEVだろうがガソリン車だろうが大量の水に浸かったら何かしら問題が起きるのだから、そもそも避けたほうが良いのは事実だ。
……ちゃんと避けていこう、地下道を含む冠水した道。
(梅雨はまだ先だが)
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