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【危機】風呂キャンセルの気配と、迫りくるパンデミック…!【再来】

スマートウォッチが盛大に震えはじめたのを速攻で止める。

今日も自分に割り当てられたお風呂の時間がやってきたようだ。

あ〜……

(風呂に行くのめんどいなぁ……)


前の病院では週に1回のシャワーだったが、そこから開放されて毎日シャワーを浴びてOKになった今のリハビリ病院での生活。

普通に感謝しかない状況だろうに、その権利をめんどくさがるとは。

人間というのはなんと傲慢なのだろうか……!!(主語デカ)


とはいえ面倒に思うのには理由がある。

なにせここは多くの人が共同生活している場所なので、風呂場を使うにしてもあれこれ決まり事があるのだ。

例えば風呂の時間はそれぞれ決まっており、風呂に入る際には「現在aosagiが入ってますよ!」みたいな掲示をしなければならない。

更に、使った洗面器やシャワーは出るときには整理整頓し、風呂場の明かりも消して、入るときに行った掲示を取り外して……

この工程の多さは人によっては無理なのでは……?

(実際、こういう事ができない人は週に数回の風呂になる)


そして単純に、風呂場までの移動距離が長過ぎるというのもある。

一人暮らしの賃貸では思い立ったら5秒で行けた風呂場も、今は長い廊下を車椅子で駆け抜けてたどり着かねばならないのだ。


今の自分はタワマンの大浴場設備を自慢されても心がかき乱されることはないだろう。

移動のめんどくささを体で理解しているからね……!


あぁ、なんだか眠くもなってきたし本当に行くのが億劫だ。

風呂キャンセル界隈の気持ちがかなりわかってきたような……。


しかしそんなことは言ってられない。

体を清潔に保つことは、現在とても大切なのである。

なぜなら病棟内でインフルエンザが流行りまくりだから!!!


いやー……ついに来ちゃいましたか。

そう、数日前から理学療法士の服装が感染対策用の重装備になっており、ついに自分が居るフロアにも患者が発生したそうなのだ。


いやその……

また院内感染するのでは……?


(※苦い記憶)↓

なおこんな事になった原因は、年末から正月にかけて大量の面会者がリハビリ病院に来たからとのこと。

自分はつい最近まで知らなかったのだが、世間ではちょっと前からコロナやインフルが流行りまくりだったらしく、年末の帰省や正月の集まりで感染した人が病院に面会に来れば、こうなるのは目に見えていたのだ。

この病院は平素から面会時間はかなり厳しめに設定されていたのだが、残念ながらその程度では防げなかったらしい。

とはいえ年末や正月には面会や洗濯物の回収をしておきたいのは理解できるしな……。


自分の入院経験はまだたった3ヶ月しかない短いものだが、経験した2つ病院の両方でこんな事が起きるとは、入院病棟の感染爆発リスクというのは想像以上に身近なものなんだなと思った次第。



そんなわけで、風呂はキャンセルせずにちゃんと入って毎日ウィルスを洗い流しつつ、手洗いも徹底しなきゃなと思う。

そういえば、入院時に「インフルエンザのワクチンは接種しますか?」と聞かれたのを思い出す。

高いからいいやとケチって接種しなかったことが裏目に出なければいいが……。


いやいや!最近の自分はこういう発言をすると『謎の引き寄せ』で感染しちゃう流れになる可能性があるんだった!

……今のは無し。自分は大丈夫。オールクリアです。


まあ正直、この部屋の湿度は気になるけども。

湿度31%

富岳風穴の気温調査でお世話になり、病院までついてきちゃった温湿度計によると、この部屋は湿度31%とのこと。

常時エアコンをつけて室温を維持しているので仕方ないとはいえ、インフルエンザ対策には湿度50〜60%が望ましいのでちょっとよろしくない。

こういう場合はマスクをして寝るのが手っ取り早い湿度対策ではあるのだが、あれって結構寝苦しいんだよな……。

……濡れタオルでも干すか。


というわけで、どうか皆さんも感染には細心の注意を払って生活して欲しい。

湿度や室温を適切に管理し、防げるものはできるだけ防ごう。


もし万全を期したのに感染しちゃったら………

それはもう、「ちょっと休め」というお告げってことで。


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aosagi
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