【料理】5種のチーズグラタンを作ろう!
最近グラタンに挑戦したことで、楽に作れて1回で2食分できるというグラタンの魅力に気付き、それ以降作り続けている。
一度ハマると同じ料理を延々作るのが自分だ。
2年間使われなかったグラタン皿も、今になってグラタンと芋ういろの両方で酷使されるという展開にさぞ驚いていることだろう。
なにかのきっかけで必要とされる存在が急に変わるのが世の習い。
これからも酷使していくので耐えて欲しい。
さて、今回はちょっと普段とは内容を変えたグラタンを作ろうと思う。
きっかけはダニの本でミモレットというチーズを知ったからだ。
ミモレットは、チーズダニという初耳な存在から作られるチーズだという。
ダニが関わるチーズ……そんなことを聞いて興味が湧かないわけがない。
noteを徘徊した結果、カルディにミモレット入りのチーズアソートセットが売っているという情報を入手。
さっそく近場のイオンへGO!!
ありました。チーズアソート。
感動で写真もブレブレである。
このセットの中には11種類のチーズが入っているらしい。
もちろん一つ一つは小さいが、巨大なミモレットを買って全然口に合わなかったら大変なことになってしまうのでこれでいい。
おぉ……! これがミモレット……!
画像で見たのと同じオレンジ色だ。
一体どんな味がするのだろうか……?
11種のチーズが勢ぞろい。
でもなんでミモレットだけ【オランダ】って国名が書いてあるんだろう……? 謎の特別待遇である。
……まあいいや、さっそくグラタンを作っていこう!
はい、あとはチーズ乗せるだけです。
相変わらず楽だ。素晴らしい。
せっかくなので、自分の知らない『サムソー』、『マリボー』、『ステッペン』の3種のチーズも一緒に入れてみることにする。
これは楽しみが4倍になったぞ……!
なんだかすごい絵面になったが、真ん中に乗せたのは冷蔵庫にあったモッツァレラチーズだ。
これでチーズは5種類。
おいおい……なんだかすごいことになっちゃったぞ。
そして出来上がった。
もう慣れたもんである。
ではさっそく食べていこう……!!
……おっと、実はチーズは全量をグラタンに投入したわけではない。
いくつかに切り分けた際に、生で食べる用にちょっと残しておいたのだ。
焼いたときと生とではチーズの味わいも変わるらしい。
その違いも確かめなければ。
……では、レビューを開始しよう!!
【ミモレット】
某解説サイトによると、
フランスがオランダのエダムチーズを真似たチーズとのこと。
若いうちはマイルドな味で、熟成するとカラスミになるらしい。
しかしそのサイトではチーズダニについて一切書いてないのが気になるところだ。(書いたら売上げが下がるとか……?)
ではでは、生のミモレットを一口。
(モニュ…)
・・・
マイルドなチーズ!!
素人どころではないレビューをしたところで、次はグラタンを一口。
(ハムッ…)
・・・
濃厚になった気がする……!!
……うん、自分にレビューとか無理だったわ。
思えばコーヒーの違いも分からないし……。
あとそもそも仮に熟成していたとしても、自分はカラスミの味を知らない。
というかカラスミって何? イカ?
(ボラなどの卵巣を塩漬けして、その後塩抜きして乾燥させたものらしい)
ただ、ミモレットは素直に食べられるチーズではあった。
ブルーチーズとかは匂いが凄いなんて話を聞くけど、ミモレットはそういう人を選ぶようなチーズではないようだ。
普通に食べられる。 そう、素直に、普通に……。
では次へ行こう。
【ステッペン】
某解説サイトによると、
ドイツがイタリアのモッツァレラを真似たチーズとのこと。
しかしモッツァレラのフレッシュな感じではなく、熟成させてセミハードな感じにしたのがステッペンらしい。
マイルドで優しい味わいで、加熱するとよく伸びるとか。
ではまた生の切れ端を一口……。
(モニュ…)
・・・
チーズって感じ。
この酷いレビューはどうしようもないので置いとくとして、
次の加熱した場合はというと……?
・・・
いや、まず全然伸びないな。
加熱するとよく伸びるはずなんだけど……?
うーん、量が少なかったせいということで、とりあえず味を見よう。
(ハムッ…)
・・・
うん、なるほどなるほど。
たしかにこれはモッツァレラの系譜を感じる。
延々噛めるあの感じがある。
・・・
(じゃあモッツァレラで良くない……?)
……次へ行こう。
【サムソー】
解説サイトによると、
デンマークがスイスのグリュイエールを参考に作ったもの。
……うん、チーズってなんかそういう真似する文化があるのかな?
味は……ほんのり甘く優しい風味。
そして火にかけると溶けやすく旨みを増すとのこと。
では生を一口……
(モニュ…)
・・・
優しい感じがする……!!
……はい、じゃあ加熱したものはというと……
(ハムッ…)
・・・
うん、旨みとコクが出ている気がする。
正直今のところ一番好きかもしれない。
このシンプルな美味しさが安心感があるというか。
……へぇ、サムソーチーズか。
では最後のチーズへ行こう。
【マリボー】
解説サイトによると、
デンマークのチーズである。(他国のチーズを真似てない!?)
とうとう独自のチーズが登場したと思いきや、別サイトを見たらオランダのゴーダチーズを参考にしたと書いてあるのを発見。
……なんというか、チーズ界隈はそういうものなのだろう。
味わいは参考にしたゴーダチーズに似ているらしい。
穏やかでマイルド。軽い酸味とクセの少なさが特徴だ。
加熱した際には溶けやすく、風味が増すという。
では生を一口……
(モニュ…)
うん、ゴーダっぽい。
自分はゴーダチーズが好きなので、なかなか好印象だ。
でもゴーダチーズってクセが少ないのだろうか?
自分でもわかるくらい特徴がある気もするけど……。
まあそれは置いといて、加熱したものを一口……
(ハムッ…)
・・・
うん、ゴーダ感は加熱しても健在のようだ。
うまい。
うまいのだが……これがグラタン全体にあったらクドいかも?
自分としては、食べるならグラタンとかじゃなく生でつまむ感じが合っているかもしれないなと思う。
そんなわけで、知らないチーズを4種食べてみた。
それぞれ違った味わいがあって、チーズの世界の奥深さに少しだけ触れられた気がする。
「驚きの味や匂い!!」みたいな要素は正直なかったけれど、普段使っているモッツァレラチーズのミルク感と延々噛めるゴムみたいな感じには少し飽きていたので、チーズを変える良いきっかけになりそうだ。
個人的に今後使ってみたいと思ったのは『サムソーチーズ』。
なんだか一番グラタンと合っていた気がする。
もちろんこれは実際に結構な量を使って試してみないとわからないのだが、検索した感じではべらぼうに高いチーズというわけじゃないようなので、そのうち試してみようと思う。
しかしこうなってくると、サムソーチーズの元ネタであるスイスのグリュイエールチーズも気になるところだ。
チーズにハマる人が世の中にいることは知っていたが、この種類の多さと味わいの違いを思うと、確かにこれはハマれる世界だと思う。
自分はお酒がダメなので、チーズとワインを合わせて楽しむ事ができないのが残念なところだが、料理関係でチーズとは良い付き合いができたらと思う。