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【先進医療】『低強度超音波治療機』というチートアイテム【セーフス】

せっかく病院にいるのだから、自分が今受けている治療についても語るとしよう。

創外固定も取れて、その後の本格的な足の手術も終わった頃、自分は担当医からとある機器を紹介された。

こんな言葉とともに。

「これを使えば人によっては最大で骨の回復速度が40%も早くなります!」


……いや、こんな宣伝文句を聞いたら超絶怪しいと思うのが普通の人だろう。

しかし40%短縮て。

仮に回復に90日掛かる人がいたとして、これを使えば最速だと54日で治ってしまうとか凄すぎやしないか?

やはりこれは怪しい……!!

ところがどっこい、これは病院でも採用されている立派な医療機器のお話なのだ。

「この治療法は、サッカーのデビッド・ベッカム選手や野球の松井秀喜選手が骨折治療のために受けたことでも注目されたんですよ!!」

いやなんか急に有名人の名前挙げてくると、すっごい怪しく思えてくる!!


……いやいや、本当に効果はあるらしいのでそんなことを言ってはいけない。

「そこらの謎の健康サプリが本当に効くのなら、速攻で医療機関が採用してる」という話があるように、本当に治療効果があるものは医療機関が採用しているものなのだ。(たぶん)



さて、一体そんなチートじみたアイテムがどんな機器なのかというと、『低強度超音波治療機』である。

自分が使っているのは帝人ファーマ株式会社のセーフスだが、日本シグマックス株式会社のアクセラスというものもあるらしい。

セーフス

普通に持ち運べるサイズの機器だが、これで回復速度が早まるとかすごい話だな……。

なお使い方を紹介しようとしたが、セーフスの公式動画が存在しないのでアクセラスの動画を以下に貼っておく。

使い方は両者ともほぼ同じではあるが、こうしてみるとアクセラスは充電池4本式出力切り替えがあったりして面白い。

一方、自分が使用中のセーフスは、細かいことは気にせずにただボタンを一回押すだけ。そして充電は内蔵バッテリー方式で、端子はまさかのminiUSBだ。

日々microUSB端子に発狂しまくりな自分も、これにはPSPを思い出してほっこりである。

miniUSB(左)

なお使用方法は動画にあるように、『黒い部分にジェルを塗って、それをバンドに装着し、機器を起動して20分待つだけ』という簡単なものだ。

しかし照射位置(×印)を確定するためには、レントゲン撮影と担当医による判断が必要になってくる。

この機器は関係のない場所に使っても完全に無意味であり、足に金属プレートが入っている自分のような人は、そのプレートに当たらない位置から照射をしなければ、同じく全く意味がないのである。


そしてこれは毎日使い続けることが大事で、サボると露骨に骨癒合の割合が下がることがわかっている。

セーフスには記録機能があるのでサボったら普通にバレるし、使うとなったら毎日しっかり使おう。

まあ別に使用中に痛みとかが発生するわけではないし、PCやスマホをいじっていればあっという間に終わるのでさほど大変ではない。



「でもお高いんでしょう…?」


そう思う人も居ることだろう。

なにせ治療期間が仮に30日縮まるとして、それを金額換算したら凄いことになるのだ。(繰り返すが最大で40%であり、効果がない人もたぶんいる)

ではその金額は……!?


・・・

たしか「3ヶ月レンタルで1万5000円くらい」だったかな……?(うろ覚え)


そう、この機器はレンタルなのだ。
(骨折が治ったらいらなくなるわけだしこの方がいいんだろうけど)

ちなみに保険適用してこの価格だったと思うが、まあ早く治る可能性があるなら月5000円くらい良いかなとも思える。


なお自分の場合は脛骨高原骨折という厄介な骨折なので、セーフスを使用する場所も3箇所で、1日1時間(20分×3箇所)かかっている。

とはいえ先述したように他のことが出来ないわけではないので問題ない。
現にこの記事もセーフスを使用しながら書いているくらいだ。


注意点としては、照射位置選定時に撮ったレントゲン撮影のときと同じ足の状態を保っていないとNGらしい。

なので使用中他のことが出来るといっても、自分は変に足を曲げたりせずに真っ直ぐにしている。(レントゲン撮影時に真っ直ぐだったので)

そして使用する際は、1日に同じ箇所を20分以上やったからといって効果は変わらないらしいので、素直に1回だけにしておこう。

効いてくれよ…?

そんなわけで謎のチート機器の紹介だった。

自分も担当医に40%早く治ることもあると聞かされたときは、「そんなことある…?」と思ったものだが、まあここは信じてみるとしよう。

せっかくならプラシーボ効果も使わねばもったいないというものだ。


おまけ程度に新型コロナ発症4日目(朝)の状況を話すと、喉の状態は昨日からさほど変わらず、ご飯も食べられる。

味覚や嗅覚も今のところ変化はない。
とはいえnoteにあるコロナ体験談を見るに味覚や嗅覚の問題は4日目時点ではあまり起きていない感じではあるので、今後どうなるかだ。

そして相変わらず夜の咳が酷いが、もともと横になると咳が出がちな人間だったため、相乗効果で酷くなっているのかもしれない。でも今日の朝になっても喉がさほど傷んでなさそうなのは助かった。

熱はすっかり平熱に戻った感があり、だるさもない。
頭痛もおさまったようでなにより。

さてさて、明日はどうなることやら。


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aosagi
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