
【つながる旅行記81】~青森禁断症状~とうとう念願の弘前へ 【弘前城】
あ……あお……も……。
ああ……あ……青森成分が足りない……!!


時刻は23時半。ここは青森県。
そう、また始まってしまった。
青森成分の枯渇である。
前に東京観光を終えて函館までの移動をしたとき、
青森にちょっとでも立ち寄っておけばこんなことには……!
……いや違う。立ち寄れなかったのだ。
もう北海道新幹線だから。
今までにあった新青森駅での乗り換えがなくなったから。
移動がスーパー白鳥だった頃の、
新青森駅のお土産屋でのまったり休憩は消滅したのだ。
だからこんなにも青森成分の枯渇が……!?

……まあいい。今はもうこうして青森に到着したのだから。
しかも今まで来ていない場所に。


ね……眠い!!!
さっさとホテルへGO!

いや~いい天気だ。
というわけでここは青森県の弘前市である。
弘前(ひろさき)。 読めただろうか?
もちろん自分は読める。
なぜならここは聖地だから。



そう!『ふらいんぐうぃっち』の聖地なのだ!!
……不思議だ。
ぶっちゃけ他にいくらでも可愛い絵柄の作品はあるというのに、
何故かこの作品には惹かれるものがあるのだ。
やっぱ……青森だからだろうか?

それはともかく、今向かっているのは弘前城。
桜の季節には堀が桜で大変なことになるという。
残念ながら今回は5月の中頃。もうそれは見られない。
だからこそホテルも安かったわけだが。




堀には散った桜の名残と鴨たち。

東門が見えてきた。

ベストな時期に来ると、この堀が桜の花びらでピンク色になるらしい。


さあ、弘前城の中に入っていこう。




歩いていたら巨大な鳥居があった。
護国神社のようだ。



なんだか地面がピンクに染まっている。

どうやらこの関山という桜は、5月中頃になっても花を咲かせているらしい。まさかまだ桜が見られるとは思ってなかったので驚きだ。


なんだかほわっほわしててぽこぽこかたまりがついた桜だ。



良いじゃん……!

関山、覚えた。



さて、それではそろそろメインコンテンツへと向かおう。


『天守があった場所』である。
そう、実は弘前城の天守は移動しているのだ。
天守が乗っている部分の石垣がヤバそうなので、動かしたらしい。
(動かせることに驚愕)


動かされた天守を見るため、有料区間に入る。




これが現存天守の一つ、弘前城の天守……!

早速入っていこう。




あ、あれ……?
なんかすんごい鉄骨とかあるけど……?
現存天守って建材も古いものばっかりじゃなかったのか?
現存天守は必ずしも創建当時の建物をそのまま保存されているものということではなく、
・修復などを繰り返しつつ、ほぼ創建当時のままを維持してきたもの
(姫路城・彦根城)
・現存天守が在籍していた城が存城であった当時に再建、改築されたものがほぼそのまま残っているもの(犬山城・松本城・高知城・松江城など)
・付属する一部の建物を焼失または改築されたもの(宇和島城)
・明治維新以降に保存されるまでの経緯で付属する建物を撤去、または損失したことにより主に主体のみが保存されることになったもの
(備中松山城・松山城・弘前城・丸亀城など)
損失したが遺材を組み直して再建されたもの(丸岡城)
などである。
どうやら現存天守にも色々と基準があるらしい。
弘前城は「主体のみが保存されることになったもの」に当てはまるようだ。
主体というのはつまり、建物の外観ってことだろうか……?
まあ歴史的な深みはともかく、滑らない床の素材があるのは良いかもしれない。古い天守は本当にヤバいから。










ということで弘前城の天守だった。
外見からもわかると思うが、開放的な窓からの景色とかは無い。




!!
これは!!

ふらいんぐうぃっちオリジナルサウンドトラックの聖地……!

というかそれ以前にめっちゃ観光スポットだった。


眼前にそびえるこの山は岩木山。
なんて素晴らしい佇まいだろうか。
岩手山と一文字違いでややこしいが、
岩木山もまた、どっしりとした良い山だ。
こういう独立峰を見ながらの暮らしに憧れる。

5月の岩木山にはまだかなりの雪が残る。
夏にならないと溶けないだろう。
この山にもいつか登ってみたいものだ。
では、天守をあとにして次へ向かうとしようか。

良い山だ……!
次回へ続く…
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