
【つながる旅行記#88】さようなら弘前……そんな朝散歩。

……楽しかった弘前。
もう今日でお別れである。
発作のように青森にやってきたが、あっという間に終わってしまった。


この街を彩る「ふらいんぐうぃっち」のあれこれも、
そのうちなくなってしまうのだろう。
でもだからこそ、今のうちに来れてよかったのだとも言える。





で、今何をしているのかというと、朝散歩だ。
時刻は朝の6時を回ったくらい。
まだホテルの朝食には時間がある。
最後にもう少しだけ弘前を見ておきたかったのだ……。
(もはや実家をあとにするときより名残惜しさを感じていて笑える)


弘前城の中を歩く。
この短期間に何度訪れてるのだろうか。
それくらい弘前城は肌に合ったということだろう。

そして関山である。
さくらまつりを終えてソメイヨシノが散った今、
彼が観光客へ桜を楽しませる役目を果たしてくれている。
自分のはじめての弘前旅行が色彩豊かになったのは、彼の力が大きい。
ただただ感謝である。



ん……?

時間外の入園は自由……?


つまりこの先の有料ゾーンは、
朝なら入り放題ってこと……!?
へへっ、ラッキー!^^


あんまりしっかり見ていなかった石垣を見る。
朝は人が少ないので見やすいのだ。
弘前城の天守が動かされた理由は、この石垣が”はらんでる”からだという。

なんとな~く歪んでいるのがわかるだろうか?
これを”はらんでる”というらしい。
この部分の石垣は過去に崩壊したことがあり、18年かけて修繕されている。(1897~1915)
しかしその後、1983年の日本海中部地震の後に石垣の膨らみが指摘されるようになり、今また天守を動かして石垣修理をすることになったわけだ。
自分が元の位置に戻った弘前城を見るのはいつ頃になるのだろうか。

そんな事を考えつつ、有料ゾーン(無料)に入っていく。





朝日の中の弘前城もまた良い。
空気も爽やかで最高だ。


そして今回は、雲ひとつない岩木山があった。
ちゃんと姿を見せてくれるとは……ありがたい。


あの山頂に行くことはあるんだろうか。
いや、きっと行こう。




あ、そうだ。
近くにまだ聖地巡礼出来てない場所があった。



そう、この酒屋も「ふらいんぐうぃっち」の舞台である。
むしろなぜ昨日スルーしたのか、これがわからない。


よし、これで心残りが一つ減った。









あぁ、本当に素晴らしいところだ。弘前。
1日でどんだけ思い出いっぱいになってるのやらだ。

また来るよ……たか丸くん……。

朝から食べ放題サイコー!!!
……すまない。
テンションがあがってしまった。
散歩して疲れたし、朝ごはん美味しかったから。

おかわりだぜ!!!
(ここの朝ごはん美味すぎる)

とまあそんなわけで駅へ向かう。
今日はもうさっさと帰らねばならないのだ。


とてもいい旅だった。
今までも聖地巡礼はしてきたが、なんだか弘前は全然違う感じがする。
やはり青森効果なのか、作品のもつ雰囲気が自分にベストマッチしているのか、なんだかわからないがとにかく良かった。
また絶対に来よう。
さようなら……
いや、
弘前、また逢う日まで。

弘前編 ―完―
次回↓
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