【つながる旅行記#243】氣比神宮をチラ見しつつ敦賀港の赤レンガ倉庫へ【デービッド・アトキンソン】
前回は敦賀市立博物館で歴史と建物を楽しみ、情熱の薔薇だった。
一夜明けて、本日は敦賀の他の場所を巡りたいと思う。
ところで、移動手段はどうしようか?
一応駅にレンタサイクルはあるようだが、1日中使うとなると結構な出費だな……。(1000円)
いやまあ普通の観光地は1日1000円以上が当たり前なのだが。
あくまでも松山が安すぎたのだ。(クロスバイク1日300円)
というわけで、自分の選択はレンタサイクルではなく荷物を預けて歩くだった。
変なところでケチる人間である。
将来このケチさで失敗しそうだ。(スマートロックとか)
まあ今日の目的地は敦賀港の方なので、歩いても30分くらいなものだ。
歩けない距離ではないし、自転車があると邪魔になることだってあるかもしれない。
この選択を信じよう。
歩いていたら氣比神宮(けひじんぐう)というものがあった。
せっかくだし寄っていこう。
なにやら盛大に修繕中。
こういうこともある。
(きっと今頃は綺麗な朱色の鳥居になっていることだろう)
ちらりと「建設業の許可票」を見る。
担当しているのは小西美術工藝社。
この会社は国宝や重要文化財の修繕などを行う業界最大手らしいのだが、その代表者は「アトキンソン デービッド マーク」とある。
なにやら国産漆100%云々の際にもこの人が陳情していたらしく、日本の伝統文化にかなり関わりがあるようだ。
昔の日本の工芸品や建築物が100%日本の漆で作られていたのかは議論がありそうだが、なんにせよ現在の日本の伝統文化を守っているのが日本を学んだ外国の方がトップの会社だというのは面白い。
デービッド・アトキンソン氏は菅義偉氏のブレーンでもあり、海外視点からのアドバイスはかなり芯を食った物が多く、インバウンドで稼いでいく今後の日本にとっては重要人物かもしれない……!
「いや旅行記を書けよ」と内なる自分に言われた気がしたので、ここらへんにしてさっさと中に入ろう。
いやはや立派な建物だったな!!
いや、あまり神道知識がないのでこんな感想しか出てこないのだ。
神社の空気感とかは好きなのでよく立ち寄るものの、自分に信仰心が芽生える日は来るのだろうか。
そしてここにも弘法大師がやってきて、7日7晩に渡って大行を修したという。
どんなことをしたのか動画で見たかったな……。(現代人の感想)
なんだか木々の爽やかなパワーで癒やされた気がする。
それでは敦賀港へ向かおう。
おお……これが敦賀港。
早速観光してもいいが、もう11時なのでまずは腹ごしらえといこう。
なにせこの近くには敦賀赤レンガ倉庫がある。
赤レンガ倉庫といったら、中はレストランや土産物屋があるものなのだ!
看板を見ると、なんとレストランに加えてジオラマ館まである!?
ジオラマ好きとしては最高過ぎるぞ……!
さっそく突入!!
!?!??!!?
「なんで旅の計画を練らなかったんですか?」
そんな問いかけがさっきから頭の中に反響している。
だってめんどくさ…自由が大事だと思ったから……!
そんなわけで、近くにコンビニもないので今日は夕方までご飯抜きである。
今は空腹は忘れて観光を継続するとしよう。
まあたまにこういうことはあるし問題はない。
……そしてここ敦賀港の中には、重要な博物館があるのだ。
それは「人道の港 敦賀ムゼウム」。
一体どんな展示があるのか。
次回へ続く……!
サポートには感謝のコメントをお返しします!