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【つながる旅行記#323】桂浜と月の模様の不思議な関係

前回は桂浜の龍馬像(ちゃんと銅製)を見た。

では今回はいよいよ龍馬が土佐で一番愛していたという桂浜に降り立つとしよう。

桂浜

さすがは高知が誇る桂浜。
多くの人々が思い思いにこの場所を楽しんでいる。

でもなぜだろう。 誰も海に入ってないな……?


いやそれもそのはず。桂浜は遊泳禁止の場所なのだ。

その理由としては、めちゃくちゃ危ない浜辺だからである。


Yahoo知恵袋に居た謎の回答者によると……!?

・8月は「まぜ回し」(まぜは南風のこと)という風が吹きやすく、波高が高くなってうねりも発生する
・海岸は陸地からすぐの場所が急激に落ち込んでおり、即座に水深5m以上になる。
離岸流が半端じゃなく、あっという間に沖に流される危険地帯。

……なにやら自分は一番危ない季節に来ていたようだ。

いやまあそもそも遊泳禁止だし、水着もないから海に入ることはないのだが。

しかし『海は危ないもの』という感覚が海無し県出身者は希薄なので、そこは気をつけねば。


そしてなにより、龍馬が幼少期に離岸流で沖に流されなくてよかった。

もしそうなっていたら、歴史が色々と変わってしまったことだろう。

泳ぎたい人は種崎海水浴場へGO!!

RYOGA
(RYOMAではない)
巡視船とさ
サンライズミヤジマ
桂浜水族館

海を眺めつつ快適な遊歩道を歩く。

すると桂浜水族館が見えてきた。

ここは是非とも入って……いや、そういえばつい最近宮島水族館に行ったばかりだったか。

そしてなんだか結構混んでいるのが気になるところだ。

気づけば時刻も15時だし、ここに入ったら今日はもう他の場所には行けない。

うーむ、これは難しい判断だが……

今回はスルーで!!


またいつか来るよ!!!


※(なお桂浜水族館はアオサギに来てほしくないらしい)↓

遊歩道のある浜辺

さて、それでは時間に余裕ができたことだし、高台にある社(やしろ)を目指すとしよう。

遊歩道の続く先があの場所なので、人がいっぱいでちょっとあれだが……。

そんなわけで到着。

これは海津見(わたつみ)神社というそうだ。

なにやら『桂浜』と呼ばれるに至った経緯も書かれている。

かつてここには「勝浦浜村」というものが存在し、その「カツウラ」がいつの間にやら「カツラ」になり、「ここは月の名所だから月に生えてる”桂”の字を当てよう!」という理由で”桂浜”になったそうな。


いや、音の変化はともかくとして、『桂が月に生えてる』って何……?


調べてみると、どうやらこれは中国における月の模様の説のひとつのようで、中国ではあの模様が『月にある桂(けい)の木を切っている男の姿』だとする説があったらしい。

(参考:呉剛伐桂=呉剛、桂を切る

桂の木を切る男……?

なお伝説上の桂(けい)桂(かつら)の木ではないし、月桂樹の由来は桂(けい)によるものだけどなんだか桂(かつら)にも似ていて……

なんかややこしいからどうでもいいか!!

登る
龍王岬からの眺め

龍王岬から、桂浜の全景を眺める。

なかなかのコンパクトさというのが率直な感想だが、だからこそ龍馬もふらっと気軽に訪れて、のんびりしていたのかもしれない。

海津見(わたつみ)神社と海
西側

さて、それじゃあ周りがカップルだらけになってきたので退散するとしようか!

高台と海が合わさると、カップルが集まる。

覚えました。

そんなわけで桂浜の観光は終了である。

なんだかんだで得るものはちゃんとあったな……!

そして水族館をスルーしたのだから、他の場所に行かねば。


舞台を街に移し、次回へ続く……!!


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aosagi
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