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高級クラブに勤める友人が、巫女に転職した理由

ごきげんよう。
月です。

今日は、私の友人の話をしたいと思います。
彼女との出会いは、芝のセレスティンホテルのカフェ。
私は自宅だと仕事がはかどらないので、パソコンをする時はここで作業をしていたの。

当時は、モーニングプレートみたいな可愛い軽食があって、それにハマってたのよ。人も少ないし。

メガネすっぴんで行くこともあったから、ホテルの人から変な人って思われてたんじゃないかしら。めっちゃパソコン叩いてるな〜って。

で、そんな風貌の私の近くに、同じ年くらいの女の子が座ってお茶してたの。身なりがちゃんとしてるし、素敵なバッグ持ってるし。
ああ、もしかしてパパ活とか夜のお仕事系かしら?と思って。ちょっぴり気になったわ。

この日は何事もなく過ぎたんだけど、別の日ね、その子が私の後ろに座ったの。
私が立ち上がった時に、彼女と目が合って、なんとなくお互いが「あっ」みたいな、そんな反応をして、この日は終了したわ。

そして数週間後に、またセレスティンのカフェで彼女を見つけたの。でもね、この日は彼女が電話しながら泣いてるのよ。

思わず彼女の近くに座っちゃった。
結構泣いてるから、「大丈夫ですか?」って声かけてティッシュを渡したの。そしたら、キョトンとした超可愛い顔で「ありがとうございます。」って。

青春ドラマ?みたいな。これ異性だったら恋が芽生えちゃうんじゃない?ってシュチュエーションだったわねと、今では笑い話になってるわ。

彼女「先日もお会いしましたよね。ここでお仕事されてるんですか?」

私「ああ、はい。パソコンでお仕事してるんです。アフィリエイトでノマドワーカーを装っています。お姉さんは何されてるんですか?」

彼女「私はクラブでお仕事してます。」

ああ、眩しいぜ。。
話しを聞くと、彼女は高級クラブの仕事をして3年くらい。普段会えないような人たちと関わっているみたい。明日は○○○パークの社長とお相撲を見にいくと言ってた。

私「素敵、、女子力も高いし眩しいです。」

彼女「私のクラブに入ってみますか?笑。けど、私は辞めたいのでおすすめしないです。」

そんな彼女と、連絡先を交換して会うようになったのだけど、夜の仕事を辞めたくて、昼の仕事を探していることがわかったの。

彼女は月50~100万円のお給料なのよ。だけど、夜の世界に身を置くことで、自分の純粋な部分が壊れるのが嫌なんだって。

夜の仕事は、お客さんから体の付き合いを求められるそう。
恋愛対象じゃない男性にも、気のある素振りをしないといけないし、ストレスが溜まると。

また、自分の性格が悪い方に変わったことも悲しんでいたわ。例えば、プレゼントは値段を確認するようになったし、男性を稼ぎで見てしまうようになった。幸せと感じる閾値が高くなってしまったそう。

彼女「心がしんどいし運気も悪いの。エゴが強い男性もいて、嫌な言葉を聞くこともあるし、性の対象に見られることも超無理だし、だんだん病んでくるのよ。」

運気がいい人たちも多いけど、病む人たちも圧倒的に多い世界、京都のお塩のお守りみたいなものを持ち歩いていたのが印象的だったわ。

3ヶ月後、彼女は心療内科にも通い始めたことをきっかけに、お世話になったママさんに相談して、辞めることにしたと。

辞めた後は、お寺の巫女をしてるって話してたわ。
体を清めて、1から出直したいみたい。だけど、お坊さんも煩悩にまみれている人もいるって、笑って話してた。お昼の仕事をして、夜に寝れることが幸せなんだって。

友人とこんな話をしました。
自分の身を置く、環境の大切さについて。
整形費用欲しさに、夜の仕事をする子も多いっていうじゃない?だけど、夜職って言われる世界や、風俗は長く身を置くことで、本当の幸せが逃げていく人もいる。もちろん、幸せになる子もたくさんいるわよ。
幸せが逃げると言うのは、自分の感性が変化することで、小さな幸せを感じにくくなってしまうという意味。
結婚したい人は、縁が遠くなってしまうこともある。
環境は、自分たちの価値観や幸せの感じ方に大きく影響するんだと思う。

一般的に夜職と言われるお仕事は、一時的に大きな利益を生むかもしれないけど、長期的には価値観や心に影響があることもある。
新しい道を選ぶことで、平穏を取り戻すことができる子もいるけれど、逆に抜け出せずに苦しんでしまう子もいる。
自分の心の声に正直になって、自分に合わない場所だなと思ったら環境を変えることも一つの選択肢だと思います。

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