中日ドラゴンズがなぜ勝てないのか考える
立浪和義を救いたい。そんな一心で殴り書きしたお気持ち表明。どうぞよしなに。
1.長打力(ホームラン)不足とそれによる得点の少なさ
至極当然だがまず思いつく要因はこれだと思う。長打がないから大量得点に繋がりづらく僅差の試合が増える→勝ちパターン以外で試合を終わらすことも出来ないので、強みであるはずのリリーフを筆頭とした投手も負担でボロボロに→なんの強みも無いチームの完成。こういった具合に、点が取れないチームは今の時代長いシーズンを乗り切ることが出来ないのである。
2.立浪和義自身
酷すぎてどこから言及すればいいかわからないが、個人的に立浪和義が監督に向いていないと思う理由を簡単に記そうと思う。
まず1つ目は「物事を結果でしか判断出来ない」ことである。いくらなんでもフィードバックが下手くそすぎる。いくら「結果が全て」と言えど、長いシーズンを乗り切るためには「結果の正当性」も評価するべきではないだろうか。加藤翔平や伊藤康祐、溝脇隼人といった小物のたまたま良いところに転がっただけの内野安打を過剰に評価して、ここぞの代打として起用するといったよく見られる采配が最たる例。ここで僕が好きなマルセロ・ビエルサの言葉を立浪に送りたい。
「偶発的な良くないものを良いものとして評価することは、全ての人にとって害悪となる。なぜなら、それを見た全ての人が、近道があなたを目的地まで導いてくれると勘違いしてしまうから。基本的に近道が目的地まで導くことはない」
2つ目は「リスクを過剰に嫌った保守的な采配」である。リスクを取らなければリターンを得られないにも関わらず、三振やゲッツーを過剰に嫌い、リスクを取らないことだけを考えた采配が目立つ。2点差で負けているのに1点を取るためだけに木下等にバントをさせて、代打でバントをした選手よりも打てない選手がツーアウトから出てくると言った光景は中日ファンから見慣れたものではないだろうか。
3つ目は「長打軽視」である。先ほど言及した小物をチャンスで代打として起用し、悉く失敗するというのも最たる例であるが、この傾向は打撃指導にも見られる。長打を打つ選手の三振は必要経費として割り切るべきなのに、三振というリスクを過剰に嫌った結果、ギリギリまで引きつけて逆方向を狙わせる打撃や、ツーストライクからノーステップをさせるようなしけた打撃指導が目立つ。その結果、弱みは若干薄まったが強みが完全に消えてしまった”長距離砲だったもの”と元々大した強みもないヒョロガリの愉快な仲間達が出来上がる。
長打を軽視した結果、僅差の試合が増えてしまい、強みだった投手陣も疲労でボロボロになるといった先見の明の無さ等、言及したい部分はいくらでもあるが、いくら書いても書き足りないのでとりあえずはここで終わりとする。立浪和義を救いたいと最初に記したが、よく考えたら本当に救われたいのは立浪和義を見せられるこっちの方である。
結論
立浪辞めろ。