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大野雄大という男

こんにちは!つけものです!
突然ですが大野雄大投手の魅力といえばなんでしょう?
自分はチームファーストの熱い心チームが勝った時の魅力的な笑顔、そしてなんと言っても来ると分かっていても打てないような豪速球が魅力の選手だと思います!

今日はそんな「口から生まれたサウスポー」大野雄大投手について書いていきたいなと思います。

大野雄大が復活した理由

まずはなぜ大野雄大投手が復活したかについて書いていきたいなと思います。

では、2018年の大野雄大投手の成績から確認していきたいと思います


6登板  0勝3敗 投球回27.1 失点27 防御率8.56

そして2019年(8/28現在)の成績を見ていきたいと思います


20登板 7勝7敗 投球回142.1 失点44 防御率2.72

http://npb.jp/bis/players/11515133.html


劇的な変化ですよね!元々これくらい期待されてた選手だったので今シーズンの復活はとても嬉しいです!



ではなぜ復活したか

ストレートの威力復活新球種習得による支配力の向上」だと思います。

まず今年の大野雄大投手のストレートについて見ていきましょう。


被打率.211 奪空振り率8.37% MAX151キロ

と十分な数字と言えるでしょう。https://baseballdata.jp/playerP/1000138.html

実際、ストレートで奪った三振数も千賀に並ぶ1位で70個ととても多いです。

https://twitter.com/aozora__nico2/status/1160942296101081089?s=21

では新球種とはなにか?それは、門倉コーチから伝授された「チェンジアップ」です

中日・大野雄大投手(30)が早くも猛ピッチで調整している。新球チェンジアップの習得を目指すなど来季への巻き返しに必死だ。
復活のため、新任の門倉二軍投手コーチに伝授されたチェンジアップの完全習得に取り組んでいる。これまでのチェンジアップは指を縫い目に沿わせただけだが、“門倉式”はフォークのように深く覆いかぶせるのが特徴。「深く挟む分、落差が全然違う」と手応えを感じている。
https://t.co/zfA98OF9uL?amp=1

では実際に映像で見てみましょう 。


映像で見ると実際にはチェンジアップよりもツーシーム・スプリットのように変化してるように感じますね。ストレートと全く同じ軌道からストンと落ちるので打者が対応しきれずこの球をよく空振りするのを目にしますよね。(下の動画参照)


このキレのあるチェンジアップとストレートによって

被打率.221 投球回142 1/3 奪三振数125個(リーグ3位) 奪三振率 7.90


と打者を圧倒しています。



2つ目の復活の理由は「首脳陣からの言葉」です。

悩める左腕を変えたのは与田監督の励ましだ。キャンプやオープン戦中に投手コーチも交えて何度も話し合いを持ち、指揮官から「信頼しているから。自分のやってきたことを信じて投げればいい。結果なんか気にすることない。何回か打たれたからといってファームなんてことはないから」と鼓舞された。
大野雄は「これまで結果にこだわりすぎて縮こまっちゃうところがあった。これだけ信用して使ってもらっているのに、自分が一番自信を持ってマウンドに上がらないと失礼だと思う。それに応えたい気持ちが強い」と感謝する。与田監督も「いろいろ本人の感覚を聞いて、そんなことないよ、と。我々が見ている目はそんなものじゃない。まだ起きてもないことに対するマイナス思考を少しずつ取り払って(いった)」と振り返る。

https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/npb/1316371/?amp

大野雄大としっかり向き合い、気持ちを伝えそして大野雄大を変えた与田監督を始めとした首脳陣がいたからこそ復活出来たのではないでしょうか。
本人の努力ももちろんそうですが首脳陣の功績も大きいと感じます。



3つ目の復活の理由はやはり「禁酒」です😎
優勝のビールかけまで飲まないという覚悟が原動力となっているのではないでしょうか。
飲酒は疲労回復に良くないとも聞くし、そういう面でも好影響を与えてるのでは?と思います。

画像のような面白いところもファンに愛される理由ですよね😚



大野雄大の課題

次は大野雄大の課題について書いていきたいと思います。
1つ目の大野雄大が課題は「右打者への対応」です。
データで確認してみましょう。

被打率だけ見ると右の方を抑えているのですが、被本塁打数を見ると「左には189打席で1本しかホームランを打たれてない」にも関わらず「右打者には331打席で16本ものホームランを打たれて」います。

ではなぜ被打率では右の方を抑えてるのに右打者にこんなに本塁打を打たれているか?

私は「球種の絞りやすさ」にあると思います。

今季の大野雄大投手の持ち球は大きくわけてストレート・スライダー・チェンジアップ(ツーシーム)3つだと思います。

左打者にはストレート・スライダー・チェンジアップと3つの球種を駆使出来ているように感じますが右打者にはそれが出来ておらずストレートとチェンジアップだけで立ち向かっているように感じます。

それは「スライダーの緩さ」が原因でしょう。
左打者には逃げる分、緩くても恐れずスライダーを使うことが出来るのですが、右打者にはストライクゾーンに入っていく分、長打を浴びるのが怖くてなかなかスライダーを投げられておらずストレートとチェンジアップのツーピッチになってしまい、球種が絞られてこれだけ本塁打を浴びているのだと思います。

改善策は球種を増やすスライダーの曲がりを鋭くするのどちらかだと思います。
実は去年は曲がりの鋭いスライダーとカットボールの中間球、いわゆる「スラット」を投げていたのですが、今年は投げていないのが気がかりなところです。



2つ目の課題は「試合の流れの作り方」です。

援護を貰えないのはエース級の投手と投げ合ってるから、というのも大いにあると思うのですが大野雄大投手の場合「先に先制されること初回に球数をかけすぎることサラッと抑えて欲しい打順・場面で長い時間をかけてしまうこと」がたまに目立ちます。守ってる野手も人間なのでどうしてもそういう流れの悪さに影響され援護できないこともあるでしょう。今でも十分素晴らしいピッチングをしているのですが、そこら辺を突き詰めればもっと「勝てる」投手になるのではと思いました。


大野雄大へこれから期待すること

最後に大野雄大投手にこれから期待することについて書きたいと思います。
ズバリ「2桁勝つこと」です。

現在7勝していますが登板があっても残り5試合でしょう。

左腕は「2桁は勝ちたい。どっちでもいいと思っているやつには到達できない。どれだけしんどくても、目指していかないといけない。最後まであきらめないことが大事」と強調。2015年以来、4年ぶりの到達へ意気込んだ。

https://twitter.com/q5_iv/status/1166980027763720193?s=21
と本人も2桁勝利へ意気込んでいます。
2年間苦しんでいた彼を見ているとどうしても2桁に到達して欲しいと思ってしまいます。


最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました。



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