見出し画像

着物に補正は要るのか問題

それなりの体型ならいらない派、つかさです。

問題って程でもないかも。だってしてもしなくてもいい。
胸が大きい方はある程度抑えたり、胴回りの補正をしたら確かに着やすくなると思います。そうでなければ補正はいらない派です。なんなら和装ブラもいらん。

理由はふたつ

・補正しなくても着られると証明した着付師さんがいる
・補正しすぎるとショックを受けることがある


ひとつ目についてですが、これは以前お世話になっていた着付のおばあちゃんが「補正タオル? いらんよ」と言ったことに端を発します。
わたしは上半身がガリガリで腰から急に張り出している、わりとアンバランスな体型なのですが、それでも補正はいらない、と。
成人式の着付をお願いしたときでした。
その後卒業式のときも、親戚の結婚式のときも、彼女は補正タオルも和装ブラさえ求めませんでした。普通のブラでいい、というのです。ワイヤーもパットも入ってるやつ。
それでいて、着ていて苦しいとかどこか痛いとかは一切なく、12時間以上経っても衿さえ崩れませんでした。
わたしは彼女を勝手に師と仰ぎ理想にしているので、補正タオルも和装ブラもない着付で気軽に出かけています。
正直確かにちょっとシワは寄ります。わたしの着付が下手なせいもありますが、世に言う着物警察に見つかったら「ちょっとアナタ!」と引き止められるかもしれません。
でも今のところ警察につかまったこともないし、むしろ見知らぬ人が褒めてくださる。何より補正で苦しかったり暑かったり面倒だったりするよりは、これから上手くなればいいや、と。
だって師匠(勝手に)は補正なしでシワもなかったんです…すごい人だった…おばあちゃんなので、もう着付は受けてらっしゃらないのです。習いたかったなぁ。


ふたつ目については完全に自分の偏見かもしれない。
いや、実体験ですけども。
着付教室に通っていたことがあって、そこは胸にも腰にもガチガチに補正を行うタイプの、ガッチガチにフォーマルな着付のところでした。先述のとおりわたしは上半身がガリガリで下半身デブなアンバランス体型なので、なおのこと補正を勧められました。
教え方はとても上手な素敵な先生だったので、これもまた良し、と思いながらせっせと補正タオルを作って通っていました。が、

先生がめちゃくちゃに褒めてくれた着方が寸胴すぎてショックだった。

なんかこう…ああこれが寸胴鍋か…という…
びっっくりした。ウエストのくびれがないのは当然としても、着物を着た女性を想像するときに思う色気もそっけもなかった。でも先生はべた褒めだったし、他の生徒の皆さんも手放しで褒めてくださった。
つまり、求めていたものが違ったのです。
わたしは着物をファッションだと思っていて、先生たちは着物を正装だと思っていた。悲しい齟齬だったんです。
わたしはそのすれ違いがどうしても耐えきれなくて、教室を辞めました。

つまり、絶対に補正いらない派の着付師さんと、絶対に補正いる派の着付師さんのふたりに会ったことがあり、わたしには補正いらない派が合っていた、という話ですね、これは。


その後もどうにか自力で着続けていますが、まあ12時間とか着ていなければなんとかなっています。最近は長襦袢がなくてもいい、帯を結ばなくてもいい、と色んな方が「気軽に着物を着よう」と提唱してらっしゃるので、着物人口が増えたら良いな。
個人的に便利なアイテムをいくつかご紹介します。

・コーリンベルト:衿合わせが楽になる
・ふくらはぎまでのスリップ:裾除けと長襦袢がなくてもよくなる
・半襟つきTシャツ:長襦袢がなくてもよくなる
・ナイトブラ:和装ブラがなくてもよくなる(ただし多少胸が盛れるので、もとから胸が大きい方は和装ブラがいいかも)


夏になったら、お祭りじゃなくても浴衣でお出かけしたいですね。

画像2

画像2

うーーーーーーーん下手!
がんばります!!!

読んでいただいてありがとうございます。サポートくださったら、それで美味しいものを食べて生きます!