応募してないけど、「なぜ、私は書くのか」を見つめてみた
コンテストが開催されていたことも知らずにいたのに、
これを読んで書いてみたくなりました。
答えをチラ見してから書く宿題みたいでちょっと気が引けますが、自分がなぜこの数年間エッセイ(もどき)を書き続けているのかを考えてみたくなりました。
もし応募していたとしたら、タイトルは
「心を拾う、言葉を綴る」
としましょう。
わたしの言葉に意味はあるでしょうか。
こんにちは、タイピング大好きつかさです。
鬱を患ってからアカウントを作り、もう数年noteにエッセイのようなものを書き続けています。
時にはただの日記だったり備忘録だったり、つぶやきだったりしますが、ここ最近は毎週1、2本は更新するのが習慣になってきました。先日60週を達成して、途切れないものだなあと我ながら面白く思ったものです。
わたしは地方都市住まいの一般人で、そこらへんにいるただの社会人に過ぎません。それでも記事に興味を持って読んでくださる方々にまずは御礼申し上げます。
さて、そうして綴ってきた言葉の数々。
果たしてそこに意味はあるでしょうか。記事の数だけは随分増えました。
わたしにとって、あなたにとって、誰かにとって、それらの記事につらつらと並ぶ文章に意味はあるでしょうか。
確実に言えるのは、「わたしにとっての意味はある」ということです。
なぜなら、書かれた言葉はすべてわたしの心のために存在するから。
気軽な日記やエッセイを書くのは楽しいです。
そもそもタイピング自体が楽しいので、今これを書いていることそのものが娯楽でもあります。
備忘録や体調の記録を書いておくと、あとあと自分の役に立ちます。
短いつぶやきはそのときの感情を端的に表せて楽になれます。
長い、苦しい記事を書くのは、自分自身の苦しみを、悲しみを、エゴの塊を心の中からなくしてしまいたいからです。そこに他者への配慮はありません。とにかく今すぐにでも投げ捨ててしまいたい心の内を羅列して、辛うじて「他者に読まれるかもしれないもの」としての体裁を整えているだけです。
――いいえ、本当は読んでほしい。誰かに、最後まで、読んでほしい。
人に読まれて初めて文章は救われると思うから。
だから必死になって体裁を整えている。この言葉で伝わるだろうか、分かってもらえるだろうかと。
そうして吐き出したものたちを、わたしは何度も読み返します。
自分の書いたものを何度もです。
読み返し読み返しして、「ああ、わたしはこんなことが苦しいのだ、辛いのだ、そして楽しいのだ」と、ひとつひとつ、拾い上げていくために。
過去の記事にスキしてくれた人がいればそれを読み、「分かってくれてありがたい」と感謝してまたひとつ拾い上げる。
その行為を繰り返すことが言葉と、わたしの心をも救うのです。
楽しいことを書いた記事を読むと自分の心が喜ぶのが分かります。
悲しいことを書いた記事を読むと自分自身を抱き締めて慰めてやりたいと思います。そう感じること自体が慰めになり得ます。
食事、睡眠、仕事、住環境の維持。生きるために必要なことはたくさんありますね。誰かにとって不要なことが、他の誰かにとっては必要だったりすることも多い。
自分の記事を再読することで自己と対話する。
鬱と戦う今のわたしにとって、それが生きるために必要なことなのです。
「誰かのため」に書いた記事じゃなくても、何気ない日記であっても心の欠片。大事な大事な対話の相手。
だから、書く。
最後にもう一度、読んでくださる方々へ御礼申し上げます。
わたしがわたしのために書いたものを読み、スキやコメントをくれて本当に感謝しています。
もしよろしければ今後も、一般人が生きている証のエッセイたちにお付き合いくだされば幸いです。
なんだか「あなたを落とした理由」を意識しすぎてギクシャク書いてしまいました。自分では自分の文章の良し悪しが上手く分かりませんね。
もし応募していたら最後まで読むくらいはしてもらえたでしょうか。
わたしのエッセイは、「他者に読まれることを意識した日記」であることが多いです。脳内での自己対話が限界を迎えたので、外部媒体に書き込んでいる感じです。
先日の「鬱になったから家を出た」話とか、「母や家族が怖い」っていう話なんかは完全に自分本位に脳内を書き出しています。
もちろん書いていて楽しいから、楽しかったことを共有したいから、こんなことあったから誰か聞いて!という気楽なものもたくさんあります。
でも、やっぱり日記なんですよね。
それを読んでくれると嬉しい。
書かれた気持ちを分かってもらえたらもっと嬉しい。
スキをつけてもらえるとすごく嬉しい。
コメントなんかもらえた日にはドキドキしすぎて返事が遅れるほどです(すみません)。
そうやって自分のことを不特定多数に見てもらいたいというのは、自己顕示欲の表れでもあるのでしょうか?そうかもしれません。
ただの一般人であるわたしが、多くの人目に触れる機会なんてそうそうないですからね!
……そういうことも、応募文に書けばよかったのでは?
いやあ、コンテストって難しいですね!
応募してないけど!
でも本当に、読んでくださる皆さんには感謝しています。
何気ない日記にスキをしてくれてありがとう。
苦しみを吐き出した記事にコメントをくれてありがとう。
救われています。
いつも。
読んでいただいてありがとうございます。サポートくださったら、それで美味しいものを食べて生きます!