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蒐集・切手

仕事柄、郵送で書類のやり取りをすることが多くあります。
その際まれに可愛い切手を貼って返送されることがあり、生来の収集癖が疼いてしまって使用済み切手を集め始めました。

こんばんは。金曜の夜、いかがお過ごしですか。
わたしは小さな手帳に使用済み切手を貼って、シールとスタンプでデコっています。

自由に貼って楽しむ様


弊社では切手を集めて本社に送ってどこぞへ寄付、ということをしていたんですが、社内の大がかりな変動があったとき集めていた切手たちは本社へと送られることもなく、気づけばあっさりと捨てられていました。
でも、珍しい柄のものっていっぱいあるじゃないですか。いいなあ可愛いなあって思ってたんですよね。
切手の寄付ってどうやってお金になっていくんだろうと思っていたんですけど、どうやら蒐集家の方々がまとめていくらと買っていかれるらしいですね。ごく一般的な柄ばかりの山の中から、珍しいものを発掘するような心持なのでしょう。
今のわたしにはその気持ちが分かります。
あのとき捨てられてしまった切手たちが惜しくてたまりません。

10月から郵送料が値上がりした関係で、一般的な切手の種類も柄も変わりましたね。そういうのもひとつずつは欲しい。


先日、可愛くて珍しい使用済み切手を集めていると同僚に話したら、「え、買えばいいのに」と情緒のないことを言われました。
違う! 違うんです! 自分で買った切手を無意味に手帳に貼ったってただ勿体ないだけじゃないですか! 使用済みで、消印が捺してあって、それがいいんです!
どこの土地からいつ送られてきたのか、とか、そういうのが分かるのがいいんです。消印が味わいなんですよね。
上司に届いた郵便物に可愛い切手があったら、「その切手が欲しいので中身を出したら封筒をくれませんか」と申告したりすることもあります。
ちょっとドキドキします。きょとんってされるから。

うちの部署では大量にまとめ買いするので可愛い切手なんていちいち買わないんですけど、取引先によってはほとんど毎回なにかしら可愛いものを貼ってくる会社さんもあって、そういうところとやり取りする機会があったら返送が来るのをわくわく待っています。
季節感のあるもの、キャラクターもの、丸かったり長方形だったりする珍しいもの。地方独自のものも良いですよね。

集めた切手を取り出して広げ、ニュアンスの似ているものを1ページにまとめたり、切手手帳用と決めているフレークシールの中からそのページに似合うものを探したり、楽しいひととき。
スタンプもインクももっと種類が欲しいなあ。
日記やスケジュールを書いているものとは違う、切手コレクションのためだけの小さな手帳。
正直言って、沼です。
切手とデコレーション文具の相性の良さといったらありません。
沼に落ちました。
あまりにも買ってしまうので文具コーナーに近寄ることを自分に禁じたほどです。
だって何もかも可愛い。何もかもが魅力的。
インクの色に和名がついていたりするともう堪りません。買います。
ここ最近は作家さんの絵を買ったりして本気でお金がないので、真剣に文具コーナーを禁じています。


以前までは、切手を集めるってどういう感覚の趣味なのか分かっていませんでした。
今では他人の郵便物を全部調べたいくらいに切手集めが楽しい。フレークシールをあれこれ買ってしまう心理と似ている気がします。
だってほら、切手も可愛い柄で、貼って使うものだから…。


今日も郵便を出しました。
返送されてくるのが楽しみです。

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つかさ
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