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自由な詩「なげきの歌」

なげきの歌


深みどりの川 悲しみの声あげる
濁流が重なり涙となり
空 私の歩みをなげく
陽沈む時も 昇る時も


ムクドリは 悲しい風の中で鳴き
あたり一面 おおうようなため息
今も過去も未来も
出口のない一本道で嘆く


用のない岩石は 荒野にさらされて
長い月日の中でなげく
さあおいで、君も高らかに、
なげきのロンドを歌おうじゃないか

さらら

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