あのアーティストも使った、誰でも使える「売れる」フォーマット①
【アイデアの基本は「A+B」】
アイディアの達人たちは、
「0」から物を発想する事はありません。
クリエイターは自分なりの発想のやり方を身に付けているのです。
それも、
その人独自が編み出したのではなく、
昔からあるものを使っているだけなのです。
最もシンプルで簡単なのが、
AのものとBのものを加えてみると言う発想です。
様々な業界でこの発想法は使われて、
ヒット商品を生み出しています。
私は音楽業界での話をひとつ。
ポピュラーソングの曲のタイトルなど、
もうすでに使い古されたものばかりなので、
新しさを感じる事はまぁないですね。
しかし、
この曲のタイトルを聞いたときはぶっとびました。
2つのヒット曲のタイトルをくっつけただけなんですけどね。
そして、合成されたそのタイトルもぶっ飛んでいました。
まずひとつ目の曲はコレ!
「勝手にしやがれ」沢田研二
懐かしいですね~ レコード大賞も獲得しました。
ジュリーが「ああ~ああ」と悩ましい声でアクションするのを何度も物まねしました。
そして、もう一つの曲はコレ!
「渚のシンドバット」ピンクレディー
これも一世を風靡しましたね。曲が流れると自然と体が動く女子はいまでも多いことでしょう。
この2曲を足し算にしてできたのが、
(あら、両方とも作詞は、阿久悠さんだわ)
あの昭和の名曲、
「勝手にシンドバッド」サザンオールスターズ、
そのまま足しただけやんけーー!
なかなか勇気のあるタイトルだった。
そして、
タイトルに意味がない!
歌詞の中に
今何時 そうねだいたいね
今何時 ちょっと待ててよ
今何時 まだ早い
不思議なものね アンタを見れば
胸騒ぎの腰つき
というフレーズがあった。
「胸騒ぎの腰つき」という日本語がオカシイ!
「胸騒ぎ残しつつ」だったらわかるが。
・・とか言う国語学者がいたりした。
それだけこのタイトルと歌詞がぶっ飛んでいたんでしょう。
この当時、サザンが国民的人気なバンドになるとは、
誰も想像出来なかったはずです。
あなたも「A」と「B」を足して、
ぶっとんだヒットを作ってみては?
最後までお読みいただきありがとうございました。