それからの「星の王子ニューヨークへ行く」
「ここには生活がある。我々には認められなかった人間らしい生き方だ!」(アキーム)
「星の王子ニューヨークへ行く」(ジョンランディス監督)は、1988年に映画館で観て、アフリカのザムンダ王国のアキーム王子(エディマーフィ)の暮らしに驚いて、何度も観た記憶がある。
続編はいつ上映されるのか楽しみにしていたが、「星の王子ニューヨーク行く2」がアマゾンプライム限定で3月5日から配信されていたので、さっそく視聴した。
時は30年後のザムンダ王国。アキーム(エディマーフィ)が国王にまさに就任しようとしたその時、リサ(シャーリー・ヘドリー)との間に娘しかいなかった。ザムンダの王位継承は、男系との決まりがあった。そんなとき、アキーム本人も知らない自身の息子のラヴェル(ジャーメイン・ファウラー)がアメリカにいることが判明する。
余命わずかのジェファ国王(ジェームズ・アール・ジョーンズ)は、王位をアキームに譲り、ラヴェルを皇太子として迎えたいと願っていた。そこでアキームと執事のセミ(アーセニオ・ホール)は、ラヴェルを迎えに再びニューヨークに行くことになったという物語である。
前作の主要なキャストがほとんど出演していたので、30年後にどうなったかを観るのも見どころのひとつです。日本の天皇家は、持統天皇や推古天皇などの女性天皇もおられますが、皇室の皇位継承は男系が主流なので、王族の継承問題もダブってみえました。皇太子の妃(きさき)選びも、アキームとラヴェルが同じような境遇で悩んでいるところも楽しかった。詳細は本作をぜひ視聴してみてください。全国ロードショーになれば、大画面の映画館のスクリーンでもぜひ観てみたい作品です。果たしてアキーム国王は、ザムンダに、恒久の幸福と平和をもたらすことが出来るのだろうか。
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