見出し画像

ターミネーターと未来社会

映画「ターミネーター」(1985年、ジェームズ・キャメロン監督)を観た。

西暦20XX年の未来社会。核戦争で世界は荒廃し、そこではスカイネットというターミネーターが地球を支配していた。スカイネットに戦いを挑む人間のリーダーの名はジョン・コナー。ジョンのリーダーシップで、ターミネーターの殲滅(せんめつ)をまもなく達成しようとしていた。そこでスカイネットは、ジョンがこの世に生を受ける以前に消すことを画策。未来にジョンの母となるサラ・コナーを抹殺するために、殺人マシーン、ターミネーター(T-800、アーノルド・シュワルツェネッガー)を1984年にタイムスリップして送り込んだ。そこで、ジョンの片腕であるカイル・リース軍曹(マイケル・ビーン)もサラの護衛のために、ターミネーターの後を追った。ロサンゼルスでは、サラ・コナーと同姓同名の人物が住所録の順番通りに次々と殺害された。サラの監禁の罪で警察に補導されたカイルは、未来の出来事を過去形で語るが、誰にも信じてもらえず、精神異常者と見なされて拘留された。そしてサラは警察署内で保護された。「30人以上の警察官が待機しているから大丈夫だ」ひとりの警察官が言っていたが、ターミネーターは正面から襲撃し、全員を次々と殺害。

かろうじてサラは、カイルに救済されて生きのびた。サラは、はじめてカイルが真実を語っていたことを知る。そして心を開いた彼の口から語られる未来の世界とサラの使命が次第に明らかになってゆくといった物語です。
映画「ターミネーター」シリーズと言えば、「ターミネーター ニューフェイト」(2019年)まで、全6作品が上映されています。ターミネーター(T-800)では、超合金製の骨格に人間の生体細胞(筋肉、皮膚、毛髪、血液など)を基に製造されたため、銃弾などで損傷を受けると再生不能となり、最後はバラバラになった上半身がサラの命を狙い続けました。感情がありませんが、T-800は人間と同じように再生能力がないので、身近な存在に感じました。「未来は変えても運命は変わらなかった!」
最新型のターミネーターRev-9(ガブリエル・ルナ)は、丈夫ながらも細身で柔軟な動きが可能な金属炭素製の内骨格の本体の上に液体金属製の外皮を纏っているので、どんなに攻撃されてもすぐに再生されてしまいます。

もし第3次世界大戦が起こるとすれば、人間ではなくロボット同士の戦いになると言われています。「もうすでに始まっている」という専門家もいます。技術革新の進歩は際限がないので、理論物理学者のアインシュタインは、最終戦争があるとすれば石と棍棒の原始的な戦いになるという。世界がひとつになって、共存共栄する日は本当に来るのだろうか?




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?