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自分以外になる必要はないと同時に、ちいさくおさまる必要などない(ふたご座新月)
6月3日 19時2分に、
ふたご座で新月を迎えました。
春分からさまざま現れた可能性の芽の中から
現れた確信を
より確固としたものするために
不必要なものは手放すように、
伸びしろがあるのに止まっているところは
止めるのをやめて越えていくように
促される時間帯。
そして、
ひとりで好きなようにするというよりは、
誰かとの関係性の中で
自分であることを試され、
自分自身を見せられ、
「その軸、ぶれてない?」と
確かめられていきます。
根っこにある思いをもとに
世界とコンタクトしていきたいときです。
かつて働いていた職場に、
上下関係にかかわらず、
非常に忌憚のない意見を
社長、役員関わらず述べられる、
素晴らしい同僚がいたのです。
それゆえに誤解されたり
生意気に思われたりもしてしまいましたが、
(「忌憚のない意見を」と言いつつ、
本当に忌憚のない意見だと、
反感を買うというのは実に良くある話…)
彼女は別に、
空気が読めないわけでも
あえて好戦的になったり
反抗的になっているわけでもなく、
自分自身の考えを伝えることで
この場がもっと良くなる、
会社やそこに関わる人を
もっと良くしたいという信念に支えられていて、
そして他人事ではなく常に、
「自分ごと」としてものごとを
捉えているからこその言動だったな、と
尊敬の念を覚えていたこと、
今でも思い出します。
そして今回の新月の太陽と月の位置は
まさにそんなエネルギーのところにあります。
全員には理解されなくとも、
自分であることをあきらめない、
その他大勢に甘んじることを
やめていくとき。
今年も5ヶ月が終わり、
プチ反省会のような、
焦りや自責の念、
無力感なども感じやすいとき。
そんなときは、
丁寧に呼吸をすることで
新鮮な空気をからだにじゅうぶんに入れ、
必要ないものをキレイにすべて手放すように
吐き出すと同時に
一歩一歩ともに歩んでくれている体に
感覚をしっかり向けて。
現在感じる感情は、
自分自身の存在価値に根ざす、
思った以上に深いものであるかもしれません。
今、いくらか道が見えてきたことによって
すべての可能性を握りしめているわけにも
いかなくなることもあるでしょう。
そこからあきらめのような
感覚を覚えることも。
高校で「理系」「文系」とコースが
分かれるとき、
「文系」に行ったら
同時に「理系」には行けないのと同じ。
やりたいことがわかっていれば
明確になり絞られることでのメリットは
計り知れないのですが、
なにも決められないでいれば、
「もう理系の学部、
例えば医学部には行けないのか…」
と、たとえ医学部には興味がなくとも
残念に感じるのかもしれません。
今目の前にある道を行くことに
後悔はありませんか。
こんなはずじゃなかったという思いですか。
過去にさっぱりした思いを持てていますか。
それとも
捨ててしまったように思うことに
心残りがあるでしょうか。
そしてまた、
前に進もうとするときに限って
なにか横やりが入るような感覚、
誰か、自分以外の存在に
振り回されたり足を止められているような
感覚もひょっとしてあるかもしれません。
ところが実際のところ、
自分で自分を邪魔しないかぎり、
自分を止めないかぎり、
あなたの変化と進化は止まることはありません。
たとえ止まっているように
感じていたとしてもです。
自分を止める言い訳に、
誰かを使うことはやめていきましょう。
感じていること、
湧き上がる感情、そして
選びとっている今この瞬間、この場に、
自分を捧げると
覚悟を決めてください。
自分の能力、才能を、
開き、世界に活かしていくことから逃げるのは
やめていきましょう。
自覚があろうとなかろうと、
もうすでにあなたのなかでは
変化と目覚めが起こり
しかるべき流れの中に
足を踏み入れていることを
その流れと自分自身を
信頼しましょう。
夏至へと、
あなたのこの世界での役割が
よりくっきりと照らされていきます。